施工について

Execution

ブロック施工

ブロック割付け図

化粧ブロック

化粧ブロックの入隅部収まり図

ブロック塀参考施工図「壁構造関係設計規準・同解説」による

化粧ブロック

歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.660㎥
埋戻 0.442㎥
残土処理 0.218㎥
クラッシャーラン 0.065㎥
捨コンクリート 0.033㎥
型枠 0.900㎡
コンクリート 0.128㎥
鉄筋D-10 5.18㎏
鉄筋D-13 1.99㎏
モルタル(1:3) 0.021㎥
ブロック 15個
ボーダー(笠置) 2.5個
ブロック工 0.25人
普通作業員 0.15人

ブロック土留参考施工図

化粧ブロック

歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.950㎥
埋戻 0.841㎥
残土処理 0.109㎥
クラッシャーラン 0.065㎥
捨コンクリート 0.033㎥
型枠 0.400㎡
コンクリート 0.089㎥
鉄筋D-10 2.240㎏
鉄筋D-13 4.234㎏
モルタル(1:3) 0.024㎥
ブロック 7.5個
ブロック工 0.085人
普通作業員 0.030人
水抜パイプ 0.2本
透水マット 0.2枚

ネクスト型枠施工図

意匠ブロック(HOLLOW・SCLEEN)

透かしブロックを使用した塀は、地震時に透かしブロックよりひび割れが発生し破壊した例が多く、塀の構造上の弱点となっている。透かしブロックは縦・横筋が挿入できないもの、また挿入したとしても鉄筋に対するコンクリートまたはモルタルのかぶり厚さが十分に確保できないために鉄筋に錆が生じ、危険な構造となっているものが多い。したがって、透かしブロックの左右に縦筋を挿入可能な形状のものを使用する。

透かしブロックは、耐力上の欠陥となるため、2個以上連続して左右・上下・斜めに、また最上段・最下段・塀の端部に配置しないようにする(解説図1)。

なお、現在透かしブロックは、デザイン上多種類のものが生産されており、なかには強度上問題のあるものも見られるので、使用する場合は圧縮強度などを確かめることが必要である。

かさ木ブロック(SEDGE-HAT)

地震時にかさ木ブロックの落下する被害例が非常に多く、特に空洞ブロック用のかさ木が目立っている。通常の施工では、壁体との付着性能が低下し、古いものほど動いたり、剥離しているものが見受けられる。化粧ブロック用のかさ木ブロックは、一般に大きくて相当の重量があり、落下した場合は危険である。

かさ木ブロックは、横筋の挿入できないものが使用されており、目地モルタルの付着強度に依存しているものが大半である。かさ木ブロック内に壁頂横筋が挿入でき、かつ縦筋を面内に90°折り曲げて空洞部内に定着できる形状のものを使用する(解説図2)。

解説図1 透かしブロック

解説図2 かさ木ブロック

ブロック割付け図

H:1,250タイプ(反T型・L型)GLより高さ800、基礎より5段積み

ネクストの高さによる使用種類及び充てんコンクリート量

G・Lよりの高さ(mm 種類 1㎡当りの充てんコンクリート量
800以下 ネクスト15 0.09㎥

ネクスト型枠のその他の用途

塀 … 控え壁を必要としない塀

建築物(住宅等)… 日本建築学会の第一種型枠コンクリート造と同等扱い

歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 2.120㎥
埋戻 1.803㎥
残土処理 0.317㎥
栗石地業 0.153㎥
捨コンクリート 0.049㎥
基礎コンクリート 0.123㎥
基礎型枠 0.300㎡
ハンチ部型枠 0.300㎡
基本型 10.334個
ハンチ(基本型) 2.5個
組積工 0.16人
目地モルタル(1:2) 0.005㎥
充填コンクリート 0.112㎥
鉄筋D10 7.196
鉄筋D13 6.602
裏込栗石 0.195㎥
水抜パイプVP75 0.334本
水抜フィルター 0.334本
天端モルタル 0.006㎥

CP型枠Ⅲ型擁壁標準施工マニュアル

CP型枠型擁壁国土交通省大臣認定に関する留意点

  • 国土交通省大臣に認定されたCP型枠型擁壁の標準断面およびCP型枠ブロックを使用していること。
  • 設計および施工前、施工中製造会社の説明技術員による説明を受け内容について把握すること。
  • CP型枠型擁壁の築造仕様書・施工マニュアルに基づき施工されていること。
  • 施工者は工事施工前に施工管理計画および施工担当者を定めること。
  • 施工管理担当者は、当該工事の施工内容を把握し、適切に施工管理を行うものとする。施工管理は、工程管理・出来高管理・品質管理・写真管理からなり、施工にあっては各機関の管理基準により施工管理を行い、管理記録を作成するものとする。
  • 国土交通省大臣認定表示票に必要な要件を確認することのできる各種確認資料を用意すること。
  • 擁壁施工完了後、製造会社の説明技術員が国土交通省大臣認定表示票の取付けに必要な要件を確認し、要件を満たしている場合に国土交通省大臣認定表示票を取付けて大臣認定擁壁と認定する。

CP型枠

国土大臣認定「CP型枠型擁壁」をお求めの場合、製品は「CP型枠」としてお問い合わせ下さい。
認定は、株式会社トーホーが受けています。
「CP型枠型擁壁」は、以下の要件を満たすことが必要となります。

  • CP型枠型擁壁「CP型枠擁壁技術資料」を記載の各種材料を使用していること。
  • CP型枠型擁壁「CP型枠擁壁技術資料」記載に基づき施工されていること。
  • 設計・施工前・施工中等各工程にて、製造会社の説明技術員による説明を受け内容について把握が必要となります。
  • 施工打ち合わせ・施工確認要領等の各種確認書類が必要となります。
  • 施工打ち合わせ・施工確認要領等の各種確認書類の完備を確認後、大臣認定表示票の取付けが必要となります。 尚、不備がある場合は大臣認定表示の取付けができませんので予めご了承ください。

CP型枠擁壁施工時のお願い。(築造主様、設計者様、施工業者様へ)

CP型枠型擁壁の種別

種類は次の2 種類に大別する。
表1 には、土質調査を行わず宅地造成等規制法施行令第7条別表第二(単位体積重量および土圧係数)、第三(摩擦係数)にもとづいて築造するCP型枠型擁壁、表2には土質調査にもとづいた土質定数を用いて築造するCP型枠型擁壁に、それぞれの条件で大別されます。

表1.1 単位体積重量と土圧係数(宅地造成等規制法施行令 別表第二)

土質 単位体積重量(kN/㎥) 土圧係数
砂利又は砂 18.0 0.35
砂質土 17.0 0.40
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 16.0 0.50

表1.2 基礎地盤と摩擦係数(宅地造成等規制法施行令 別表第三)

基礎地盤の土質 摩擦係数 備考
岩、岩屑、砂利、砂 0.50
砂質土 0.40
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 0.30 擁壁の基礎底面が少なくとも15cmまでを砂利又は砂に置換えた場合に限る

表2 土質定数

内部摩擦角
25
30
35

CP型枠Ⅲ型擁壁標準施工図 400シリーズ

宅地造成等規制法施行令第15条※に基づく国土交通大臣認定擁壁
国関整住整第498号(平成15年3月27日)
※宅地造成等規制法施行令(平成18年9月30日施行)改正により第14条となる。

CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.35 γ = 18kN/㎥
B = 900mm st = 170mm μ = 0.50 qa = 65kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.165
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.053
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.153
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.268
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 15.855
同上加工組立 D10~D13 kg 15.100
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.40 γ = 17kN/㎥
B = 1,150mm st = 170mm μ = 0.40 qa = 55kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.203
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.065
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.196
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.311
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 16.876
同上加工組立 D10~D13 kg 16.072
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.50 γ = 16kN/㎥
B = 1,950mm st = 170mm μ = 0.30 qa = 40kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.323
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.105
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.332
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.447
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 21.994
同上加工組立 D10~D13 kg 20.946
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.35 γ = 18kN/㎥
B = 1,000mm st = 170mm μ = 0.50 qa = 45kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.180
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.058
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.170
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.285
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 17.803
同上加工組立 D10~D13 kg 16.955
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.40 γ = 17kN/㎥
B = 1,300mm st = 170mm μ = 0.40 qa = 40kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.225
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.073
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.221
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.336
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 19.645
同上加工組立 D10~D13 kg 18.709
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)

【設計条件】本図に地業及び透水層を除く

H = 1,170mm wt = 150mm KA = 0.50 γ = 16kN/㎥
B = 2,100mm st = 170mm μ = 0.30 qa = 35kN/㎡

H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力

積算数量(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
栗石地業 材工共 0.345
捨コンクリート FC13.5・SL15・材工共 0.113
基礎コンクリート Fc21・SL15 0.357
前壁コンクリート Fc21・SL18 0.115
コンクリート打ち手間 人力打設 0.472
基礎型枠 幅 17cm・材工共 0.34
ハンチ型枠 幅 30cm・材工共 0.3
CP型枠 厚 15cm 12.5
目地モルタル工 1:2・材工共 0.005
CP型枠積み手間 ブロック工 0.14
CP型枠積み手間 普通作業員 0.09
鉄筋 SD295A D10~D13 kg 24.763
同上加工組立 D10~D13 kg 23.583
足場組立工 高さ 4m 未満 1.17
水抜きパイプ φ 75・フィルター付 箇所 0.3

※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。

※モルタル笠木を設ける場合

  • 笠木型枠(材工共)0.08㎡
  • 笠木天端仕上げ(材工共・糸幅23cm)1.0m

※透水層

  • 砕石等の場合(材工共)0.135㎥
  • 透水マットの場合(材工共)0.45㎡

CP型枠Ⅲ型擁壁築造仕様書

屈曲部の構造

屈曲部は、その擁壁の高さに応じて鉄筋量を配置する
補強を要する屈曲部の角度は、60°~120°の範囲とする

配筋要領図(平面)

補強鉄筋量

擁壁全高(mm) 横主筋1(W3) 横主筋2(W4) 縦筋(W1.W2)
1,400 D10@200   一般部位と同配筋量とする
1,600
1,820 D16・13@200交互 D13・10@200交互
2,020
2,260 D16@200 D13@200
2,460
2,700 D19・16@200交互 D16・13@200交互
2,900

CP型枠

1.現場説明

2.遣方の設置

3.根切り

4.地業工事

● 栗石地業

割栗石または玉石は一層張りとし、厚さ15cmになるようにする。締め固めは床付け面の条件に合った転圧機で行う。

● 捨コンクリート地業

捨コンクリートは4週圧縮強度13.5N/㎟以上、スランプは15cmとする。

5.基礎工事

● 墨出し

鉄筋の配置位置などを墨出しする。

● 鉄筋配置

構造図に基づき行う。鉄筋はSD295A以上とし、鉄筋のかぶり厚さは60mm以上とする。

● 型枠(せき板)設置

位置、形状および寸法に正しく加工し、型枠の継目は堅固に組み立てる。

● ハンチ部型枠取付け用金具設置

金具の取付け。

● コンクリート打ち込み

基礎コンクリートは4週圧縮強度21N /㎟以上、粗骨材25mm以下、スランプは15cmを基準とする。養生は暑中時3日以上、寒中時は7日以上とする。

6.組積工事

● 墨出し

前壁位置線およびCP型枠の割付けをする。

● 縦遣方

足場、型枠などに連結させないで設ける。

● CP型枠ブロック積み

ハンチ用ブロックを積み、Pドーナッツを指定の位置に設置しながら積み上げる。

● 水抜きパイプ取付け

パイプは内径φ75mm以上の塩ビ管などとする。3㎡当り1箇所以上設置する。

7.前壁コンクリート打ち込み

● 打ち込み部清掃

ハンチ内部清掃後、清水で洗い流す。

● ハンチ部型枠取付け

型枠の取付け。

● コンクリート打ち込み

前壁(充填)コンクリートは4週圧縮強度21N/㎟以上、粗骨材20mm以下、スランプは18cmを標準とする。1回の打ち込み高さは、1m以内とし、水平廻し打ちとする。突き棒で40~60cm間隔で締め固めを行う。

● 養生

暑中時は3日以上、寒中時は7日以上とする。

● 型枠の取外し

打ち込まれたコンクリートが5N/㎟の強度を発生した後、ハンチ部他を取外す。

● モルタル笠木の施工

コンクリートまたはモルタルで厚み3~4cmの笠木を設ける。

8.埋戻し

● 透水層を設ける

砂利、砕石などの透水層を厚さ30cm以上とし、全面透水層とする。また、水抜き穴部分には水抜きフィルター(200×200×10mm以上)を設ける。

● 埋戻し

砂質土または良土とする。締め固めはまき出し厚さ30cm程度とし、ローラー、ランマーなどで締固めながら埋戻す。

9.工事完了

※その他の特記事項

○伸縮目地/擁壁長さ20m以内ごとに1箇所の伸縮目地を設けるまた屈曲部周辺にも1方向に1箇所の伸縮目地を設ける。

○擁壁屈曲部の施工/屈曲部は構造図に基づき行う。

※ご注意 施工にあたっては設計図書に基づき、認定内容を厳守してください。

※設計図書 「構造図、築造仕様書など」を用意していますのでご請求ください。

ソルフィス/セラフィス施工方法・注意事項

ブロック塀の設計関係法令に準拠して設計・施工します。

01取扱い注意(その1)

表面の石またはセラミックは目地モルタルを隠すように基材のコンクリートブロックより大きめの寸法となっていますから、運搬や施工時に欠けやはがれがないように丁寧に扱ってください。

02縦目地の施工方法

● セラフィス

縦目地は、充填目地工法となっています。空洞部のモルタルを充填するのと同時に内部から目地を形成します。空洞部および縦目地部には、モルタルを隙間無く充填してください。
なお、1/2 コーナー型の縦目地は充填モルタルと同時に打込んで下さい。

03横目地の施工方法

● ソルフィス(基本横筋兼用型)

横筋空洞部のモルタル充填と同時に、横目地モルタルを打ち込みます。モルタルの量は、一段の積み高さ200 ミリとなるように余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとって、微調整してください。石材で目地モルタルが隠れますので、目地きりは不要です。
このとき、余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとらずに上下の石材同士がぶつかってしまうと、自重で石材の剥がれの原因となりますので注意してください。また、モルタルが軟らかすぎると表面の石材の継ぎ目からはみ出してしまいます。
適度な水分量で調整してください。

● セラフィス(基本横筋兼用型)

同様に、横筋空洞部のモルタル充填と同時に、横目地モルタルを打込みます。モルタル量は、余盛り厚さ(セラミック上面より2 〜5mm 程度)をとって、微調整してください。ほぼセラミックで目地モルタルが隠れますので、目地きりは不要です。
このとき、余盛り厚さ(セラミック上面より2 〜5mm 程度)をとらずに上下のセラミック同士がぶつかってしまうと、自重でセラミックの剥がれの原因となりますので注意して下さい。また、モルタルが軟らかすぎると表面のセラミックの継ぎ目からはみ出してしまいます。適度な水分量で調整して下さい。

04取扱い注意(その2)

上に積むブロックをハンマー等でたたきながら、モルタルの余盛りを沈ませて、積み高さを微調整します。このとき、ハンマー等でたたく位置は、基材のコンクリートブロック部分としてください。表面の石材(セラミック)はたたかないでください。石材(セラミック)が欠けてしまう恐れがあります。ゴムハンマー等を使うのも良いでしょう。

05笠木の設置

笠木の裏面には落下防止のための溝が3本入っています。ここにも充てんモルタルを埋め込んでください。笠木の縦目地は、落下防止のために10mm のモルタルを塗布します。セラフィス笠木の縦目地は1mm ボンド接着としてください。また、接着力を強めるため樹脂モルタルの使用や、石材が接する部分のボンド接着剤を推奨します。

06吸水防止処理

必ず施工後に吸水防止処理を行ってください。推奨する吸水防止剤は、「SCスター」および「クリアコート」です。また、半年から一年に一度程度の定期的なメンテナンスを推奨します。

07剥離したときの対応

もしも剥離してしまったら、石材またはセラミックを貼り直して補修します。剥離しないよう、下地の異物を除去して清掃したのち、石材またはセラミックの裏面にボンドを全面塗布して貼ってください。
コンクリートブロック表面の素材が、欠けたり剥がれたりすることがあります。丁寧にお取り扱いいただくとともに、剥がれの危険がみられたらすぐに落下防止策を施してください。

ストーンセレクト

ストーンセレクトの特徴

隅角部の施工

  • 「ストーンセレクト」は、コーナー型を使用することにより、90°の直角コーナーを簡単につくることができます。
  • ※コーナー型は、1段おきに90°向きを変えて同じ並びのパターンにならないよう、注意して施工してください。

排水工と排水システム

  • 盛土の排水は、安全性および施工性を確保するため、設計に基づき適切に行わなければなりません。
  • 「ストーンセレクトシステム」の盛土の水は、裏込め砕石を主体に下方へ排水されます。乾式のため、ストーンセレクトの隙間からも排水されます。

円形の施工と曲線部の施工(内曲がり・外曲がり)

  • 「ストーンセレクト」は、円形・曲面を簡単につくることができます。
  • (注)ストーンセレクト基本型のウイングをハンマーで割り落とすことで、最少半径約1.5mの曲線施工が可能です。
  • (注)1段ごとに約19mm後退します。
  • 土地の面積や、カーブの半径が段数によって変わるため、考慮に入れて設計してください。

施工バリエーション

フェンスを設ける場合

  • ストーンセレクトのフェンス取付け例です。

段付き擁壁を設ける場合

  • 「ストーンセレクト」は、段付き擁壁をつくることが可能です。
  • ※2段目の擁壁は、1段目の高さ以下にしてください。

階段を設ける場合

  • ストーンセレクトは、直線階段・ステップが広がったデザイン、または様々(9~20cm)な蹴上げ高さをつくることができます。

ストーンセレクト施工手順

01基礎工

  • ①基礎底面は、表土や植栽を取り除き、所定の寸法を水平に掘削します。山間部で切土を行い施工する場合は掘削斜面を段切りとしてください。設計壁高・深さについては下表をご参考ください。
  • ②掘削された基礎底面は、凹凸にならないよう整地します。また、ストーンセレクトを据付ける位置の掘削底面は十分に転圧します。
  • ③掘削された基礎底面に砕石を敷き、仕上り厚15cm程度になるよう振動コンパクタで転圧し、水平になるようレベル調整します。
段数 地上壁高(m) 埋込み深さ 埋込み深さ掘削深さ
笠木あり 笠木なし (cm) (cm)
1 0.265 0.175 2.5 17.5
2 0.440 0.350 5.0 20.0
3 0.615 0.525 7.5 22.5
4 0.790 0.700 10.0 25.5
5 0.965 0.875 12.5 27.5
6 1.140 1.050 15.0 30.0
7 1.340 1.250
8 1.540 1.450
9 1.740 1.650
10 1.940 1.850

※ベース(基礎砕石)厚さは15cmとする。壁面勾配5°

02ストーンセレクト1段目の据付け

  • ストーンセレクトが正しい向きであることを確認し、基礎砕石の上に水平に据付けます。墨出しは、ストーンセレクトの後部にて行います。

03砕石・盛土の施工

  • ①ストーンセレクトの空洞部へ中込め砕石を充填し、振動コンパクトで締固め、沈下分の砕石を充填します。
  • ②ストーンセレクトの背後に所定寸法の裏込め砕石を施工します。
  • ③裏込め砕石の背面の盛土を、壁面の変形が生じないように振動コンパクタやタンパ等を用い、十分に締固めます。

04ジオグリッドの敷設

  • ジオグリッドのロールを所定の長さに切断し、正しい向きであることを確認し、敷設します。この時、必ずジオグリッドが下段のストーンセレクトの空洞部より2cm程度前面に出るようジオグリッドの端部を敷設します。
  • 次にジオグリッドの上から結合クリップを下段のクリップ受けに差し込み、次の段のストーンセレクトを据付けます。ジオグリッドは強く引き、たるまないように杭などで仮止めします。

052段目以降の施工

  • 下段のストーンセレクトのクリップ受けに結合クリップを取り付け、上段のストーンセレクトを横に半分ずつずらしながら積み並べます。その際、上段のストーンセレクトを前面にずらし、結合クリッにしっかり当たるようにします。
  • 中込め砕石の充填は1段目と同様に行いますが、ジオグリッドとのインターロッキング効果が発揮されるように十分締固めます。

06上端部の仕上げ施工

  • ストーンセレクトの上端部の汚れ・ごみ・水分等を取り除き、コンクリート用接着剤を適量(笠木ブロック1本につき25ml程度)塗布し、笠木ブロックを載せて圧着、固定します。

住宅基礎との位置関係

  • ストーンセレクトの上に住宅を建設する場合には以下のことに注意してください。

補強材(ジオグリッド)を使用しない場合

  • 擁壁から住宅基礎までの距離は、基礎段のストーンセレクト背面部より、基礎段の路床から住宅基礎までの高さの2倍の寸法まで離れた位置としてください。

補強材(ジオグリッド)を使用する場合

  • 擁壁から住宅基礎までの距離は、補強土の後部より、基礎段の路床から住宅基礎までの高さの2倍の寸法まで離れた位置としてください。

施工概略図(例)

  • モルタル・鉄筋は不要です。
  • 自動的に5°のセットバックがとられます。(1段約19mm後退)
  • 通常4段・ジオグリッドを使用すれば6段以上施工可能。
  • 最小半径1.5mまでの曲がりが可能。
    ※外Rを作る時には、ブロックのウイングを叩き落としてください。
  • 階段・段付き壁への対応もできます。
    ※「ストーンセレクトSRW設計・施工ガイドブック」がございます。お問い合わせください。

ストーンセレクトSRW(重力式擁壁)

  • 擁壁の自重により土圧力に抵抗させるよう設計する擁壁工法。目安として、壁高1mまで適用可能です。

重力式擁壁

  • コンクリートブロック[ストーンセレクト]と、専用の結合クリップおよび充填した砕石の摩擦力で構成される自重で支える工法です。

ストーンセレクトSRW(補強擁壁)

  • NCMA(アメリカの連邦コンクリートメーソンリー協会)の設計法を用い、盛土を補強材(ジオグリッド)の引抜き抵抗力によって釣り合うように設計する擁壁工法。目安として、壁高2mまで適用可能です。
    ※補強材は「コスモグリッド®」を標準とします。「コスモグリッド®」は大嘉産業(株)が製造するジオグリッドの製品名であり、(一財)土木研究センターの建設技術審査証明を受けておいます。
    ※SRWとはSEGMENTAL RETAINING WALLSの略です。

ストーンセレクト補強土壁

  • 盛土を補強材(ジオグリッド)の引抜き抵抗力によって釣り合うように設計する擁壁工法。壁高5mまで適用可能です。「ストーンセレクト補強土壁」は(一財)土木研究センターより建設技術審査証明(建技審証第0527号)を取得しています。


  • ※注意)「ストーンセレクト補強土壁」には、コスモグリッド「CG-6」および「CG-4」が記載されていますが現在販売されておらず、同じ大嘉産業(株)から「CG-60」及び「CG-40」が同等品として、用意されています。

補強土壁

  • 壁面材にコンクリートブロック[ストーンセレクト]と、補強材にジオグリッドを使用し、専用の結合クリップと充填骨材でかみ合わせる工法です。
  • ●補強材のジオグリッドは、設計により算出された敷設間隔及び、敷設長で設置し、ジオグリッドの敷設間隔が、ストーンセレクトの単位高さ(200mm)よりも広い場合には、ストーンセレクトの背後に1m以上の安定補助材を連結します。

ジオグリッド使用例

上載荷重(10kN/㎡)

段数(段) 粘性度(内部摩擦角25°) 砂質度(内部摩擦角30°) 礫質度(内部摩擦角35°)
枚数(枚) グリッド敷設位置(m) 寸法(m) 枚数(枚) グリッド敷設位置(m) 寸法(m) 枚数(枚) グリッド敷設位置(m) 寸法(m)
10 5 0.2,0.6,1.0,1.6,1.8 2.5 4 0.2,0.8,1.4,1.8 2.3 3 0.4,1.0,1.8 2.2
9 4 0.2,0.8,1.4,1.6 2.4 4 0.4,0.8,1.4,1.6 1.9 3 0.2,1.0,1.6 1.9
8 4 0.2,0.6,1.2,1.4 2.3 3 0.2,1.0,1.4 2.0 3 0.4,1.2,1.4 1.5
7 3 0.2,0.8,1.2 2.5 3 0.4,1.0,1.2 1.7 2 0.4,1.2 1.9
6 3 0.4,0.8,1.0 2.0 2 0.4,1.0 2.0 1 1.0 2.2
5 2 0.4,0.8 2.2 2 0.4,0.8 1.7 1 0.8 1.7
4 2 0.4,0.6 1.8

歩掛例

ストーンセレクトシステム歩掛例(10 m当たり)

条件(内部摩擦角φ=30°)
載荷重 0tf/㎡
上載法面勾配 水平
背面土 砂質土

※根切り/残土処分は、一切入っていません。
基礎砕石、ブロック積み、中込め砕石、裏込め砕石の参考数量

名称 規格 単位 4段+笠木 10段+笠木
ストーンセレクト 基本型 100 250
笠 木 58 58
砕石 砕石2005または単粒度砕石6号 3.0 9.7
敷 砂 0.2 0.2
接着剤 変成シリコンコークQ 4 4
配水管 円 形 10 10
補強剤 コスモグリッドCG-40 - 54
据付人工 普通作業員 1.8 4.5

※設計・施工の詳細は「ストーンセレクトSRW設計・施工ガイドブック」をご確認ください。

レンガ積参考施工図

花壇・植込み

花壇・植込み

門柱/1枚積

門柱/角型

花壇・植込み歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.759㎥
埋戻 0.662㎥
残土処理 0.097㎥
クラッシャーラン 0.04㎥
捨コンクリート 0.02㎥
型枠 0.60㎡
コンクリート 0.06㎥
鉄筋D-10 3.03㎏
目地モルタル(1:3) 0.01㎥
レンガ 36.37個
ブロック工 0.91人
普通作業員 0.27人

塀歩掛表(1m当り)

名称 数量(ブリック) 数量(レンガ)
根切り 0.377㎥ 0.382㎥
埋戻 0.114㎥ 0.115㎥
残土処理 0.263㎥ 0.267㎥
クラッシャーラン 0.071㎥ 0.072㎥
捨コンクリート 0.022㎥ 0.022㎥
型枠 0.90㎡ 0.90㎡
コンクリート 0.185㎥ 0.189㎥
鉄筋D-10 12.98㎏ 12.98㎏
充填コンクリート 0.117㎥ 0.127㎥
目地モルタル(1:3) 0.033㎥ 0.033㎥
レンガ 167個 159個
ブロック工 1.125人 1.125人
普通作業員 0.375人 0.375人

門柱/1枚積歩掛表(1m当り)

名称 数量(ブリック) 数量(レンガ)
根切り 0.254㎥ 0.259㎥
埋戻 0.080㎥ 0.084㎥
残土処理 0.174㎥ 0.175㎥
クラッシャーラン 0.054㎥ 0.055㎥
捨コンクリート 0.014㎥ 0.014㎥
型枠 0.70㎡ 0.70㎡
コンクリート 0.106㎥ 0.106㎥
鉄筋D-10 3.40㎏ 3.40㎏
目地モルタル(1:3) 0.05㎥ 0.05㎥
レンガ 158個 153個
ブロック工 1.15人 1.15人
普通作業員 0.38人 0.38人

門柱/角型歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.607㎥
埋戻 0.363㎥
残土処理 0.244㎥
クラッシャーラン 0.076㎥
捨コンクリート 0.023㎥
型枠 1.130
コンクリート 0.241㎥
鉄筋D-10 18.62
充填モルタル(1:3) 0.478㎥
目地モルタル(1:3) 0.046㎥
オーストラル煉瓦 96個
オーストラル煉瓦笠 12個
ブロック工 0.810人
普通作業員 0.270人

石材のメンテナンス

クリアコート施工方法

01予備テスト

・サンプル板等で下記方法にしたがって塗布し色調等の確認を行って下さい。

・塗布施工が可能かどうか石材の状態確認をしておいて下さい。

02前処理

イシクリーンシリーズ洗浄剤で石材の汚れを除去します。

03乾燥

石材を十分に乾燥させて下さい。(モルタル目地の場合は、目地の乾きが目安となります)

04塗布

原液をきれいな刷毛、ウエス等で均一に塗布して下さい。

標準塗布量を参照し、2 回に分けて塗布しますので、塗布量の半量を目安にして下さい。

クリアコー卜の施工にあたって

1.下記の場合での施工は、避けて下さい。

①天候−特に外部での施工−

a. 雨天時での施工
施工前/施工中/施工後に過剰な湿気や水がかかると、ムラになりますので雨天時には施工しないで下さい。乾燥養生の間にも雨があたらないよう、施工後の天候にも気をつけて下さい。

b. 暑い時期/気温25℃以上での施工
寒い時期/気温5℃以下での施工
石材が熱いと乾燥が早すぎ、冷たいと保護剤の浸透が悪く、いずれも深い浸透層を形成しないため本来の効果が望めなくなります。
※ 気温が高くても日陰などで石材自体の表面温度が低ければ施工可能ですが十分に注意して下さい。

②石材の状態

a. 濡れている状態/湿気の多い状態

b. 石材下部から水が染み上がっている状態−斑点状

c. 目地周辺に水やコーキング材の油分シミがある場合

d.ワックスが塗布されている、またはされたことがある石材特にバーナー等の凹凸仕上げ面では、石材の空隙に浸透したワックスを完全に除去することが難しいため。⇒いずれの場合も保護剤の均一な浸透が妨げられるため、吸水防止効果にムラが生じます。

2.裏面/側面処理として使用しないで下さい。

セメントモルタルやコーキング材との接着力を落とします。裏面、側面処理をしたい場合は当社まで御連絡下さい。

3.下前処理を行って下さい。

a. 保護剤を塗布する前に必ず洗浄を行って下さい。汚れた状態で塗布施工を行なうとそのままの状態で残り、後で除去が難しくなります。

b. 洗剤によっては、石材を痛めてしまったり(白くしたり)シミになったり広げたりというケースがありますので、イシクリーンシリーズの洗浄剤を使用して下さい。

4.凹凸仕上げ面の注意。

一部の黒、赤御影石、または中国石は『クリアコート』『BM ストーンコート』でも濃色になるものがあり、その場合は拭取りが必要です。色調に問題が生じないか、必ず事前にテストをおこない、確認をして下さい。

5.安全な取扱いについての詳細は安全データシート(SDS)を御参照下さい。

有機溶剤を含んでおりますので、使用にあたっては換気をよくし、火気厳禁で作業して下さい。

外装材の施工方法

外装材の安全上の注意

●製品と下地の接着強度は、直接的又は間接的に人体に危険を及ぼさないために、0.6N/ ㎟(材料破壊)以上としてください。

●湿式工法(樹脂モルタル)のみによる施工の場合は、壁面の高さ1.6mまでとしてください。樹脂モルタルはカチオンタイトF(製造元: ヤブ原産業株式会社)を推奨いたします。

●必ず改良圧着張りで行い、下からの積上げ方式で施工してください。

●施工する下地はコンクリート下地又はブロック下地としてください。

●コンクリート打継部(水平方向)、大壁(垂直方向)、ひび割れ誘発目地の設置箇所、その他躰体の挙動が大きくなる場所等の壁面には伸縮目地を設置ください。

●水の浸入を防ぐために施工後必ず吸水防止剤を塗布してください。剥離や凍害の原因となる場合があります。

●寒冷地で凍害の恐れがある場所でのご使用はひび等が入る恐れがありますのでご注意ください。クレーム等に関してお受け致しかねる場合があります。

エルドラードストーン施工

※推奨適用範囲高さ約3m以内

ブリック、ストーンの施工に関しては、一般的に採用されている改良圧着工法を説明します。

01下地の確認

A コンクリート、ブロック下地の場合

施工前に接着強度低下の原因となる下地表面の汚れ(ゴミ、ホコリ等)は、刷毛やほうきで取るか水洗い清掃し、必ず除去してください。
(プライマー塗布の前)塗装や油分については、完全に除去してください。

B コンパネ等木下地の場合

1)水濡れしない内装の場合は、木下地のアク止め処理を行った上、改良圧着貼りしてください。
2)外装下地の場合は、防水紙貼り付けの上、ラスモルタル下地を作成してください。(養生期間2週間以上)

02ストーン、ブリックの準備(割付)

全体のバランスを見るために、ストーン、ブリックの仮置きを行ってください。大きさ、厚さ、形状、色調が似たものが隣り合わないようにし、バランスを事前にチェックしてください。
(5箱以上並べることをお勧めします。)
※ロットの関係上1箱ごとに施工しますと、バランスが悪くなる場合があります。特に、後工事などの少量の追加工事の際はご注意ください。バランス良く貼り付けるために、サンダー、タイルハンマー、ニッパーなどで石の大きさを調整する事ができます。

03下地処理

必ずプライマー処理を行ってください。
(プライマーに関しては、各メーカーの指示に従ってください。)

04ストーン、ブリック接着面の処理

接着剤、モルタルの接着強度を増すため、ワイヤーブラシなどで接着面を目荒らした後に、水湿し、又はプライマー処理を行ってください。
※製品によっては製造過程で裏面にセメントの余剰成分(レイタンス)が膜状に残っていることがあります。この膜は、必ず除去してください。剥離事故の原因になります。

05接着モルタルの下地への塗布

水湿しか、プライマーを塗布した下地に、接着モルタルを1~2mm厚でしごき塗りをし、その後2~3mm上塗りをしてください。貼り付け前に、接着材が乾かないよう1以上は、塗り広げないようにしてください。

06接着モルタルの材料への塗布

水湿しか、プライマーを塗布したストーン、ブリックの裏面に中央が厚くなるよう山形状に接着モルタルを塗りつけてください。

07ストーン、ブリックの貼り付け

ストーン、ブリックを貼り付ける際は、製品の範囲から接着モルタルが万遍なくはみ出るまで、よくもみ込むか、たたき込んでください。コーナーがある材料は、はじめにコーナーを貼り付け ます。上部から下部へ貼り付けていってください。長方形状の製品は、下から貼ることも可能ですが、貼り付け後に下部の製品に着いた接着モルタルは、必ず落としてください。

08目地処理

モルタルパックなどを使用して目地部分に目地材を詰めてください。目地詰めはストーン、ブリック貼り付け後24時間以上の養生後に施工することをお勧めします。
※外部に施工する際は、必ず、製品の厚みの2/3以上目地を詰めてください。接着面に水が廻りこみ、剥離の原因になります。目地なしの施工の場合でも、接着モルタルが製品裏面からはみ出し、製品を包み込む程度までもみ込むか、たたき込んでください。ビブラートの機械などで押し込むことをお勧めします。

09目地仕上げ

目地材の硬化を確認後、竹べらや、ブラシなどで余分な目地を掻き落とします。(目地の硬化時間は気温、下地状況により変わります。)また、目地を強く押さえ込み、目地の凹凸や深さを調節します。完全硬化する前に、ササラか、毛の硬いブラシで仕上げます。目地仕上げの際、製品に付属した接着モルタルなどはササラや、ブラシで取り除いてください。

10撥水剤塗布

外壁や、外溝などに施工する場合は製品の汚れ防止、および吸水性を抑えるため、撥水剤の塗布をお勧めします。詳しくは、営業担当者までお問合せください。

施工上の注意事項

  • 木造モルタル下地の場合、1の製品重量が最大40kgを超える場合があります。ラス網などの固定は、確実に施工してください。
  • 製品をカットする場合はなるべく、目立たない面で行ってください。また、目地処理にてカット面を覆うようにしてください。
  • 製品によっては、タイル貼りのように水平墨を出して施工することをお勧めします。(キャッスルストーンなど)
  • この製品は、セメント成型品です。吸水率が高いため接着モルタルの硬化必要水分を吸水し、製品の剥離現象の原因となる場合があります。必ず、水浸しを行ってください。特に、真夏炎天下での施工は注意が必要です。
  • 製品の形状については、様々なものがあります。収まりなどについては、仮置きなどをし、隣地境界などからはみ出すことが無いように注意が必要です。

メンテナンス

  • 製品についた汚れは基本的に水洗いで落とすことができます。排気ガスなど、水だけでは落ちない汚れは中性洗剤で落としてください。
  • 塩素系の消毒液や、漂白剤は製品を変色させることがあります。直接、製品にかけることは避けてください。
  • 製品の表面に白華現象が起きた場合は、市販の白華除去剤で除去して十分な水で洗い流してください。また、水で10倍程度に希釈したお酢を歯ブラシにつけてこすり落とすことも可能です。除去した後は、十分な水で洗い流してください。
  • エルドラードストーンはセメント成型品です。融雪剤や塩分との接触は、できるだけ避けてください。
  • 外装で撥水剤を施工した場合、撥水剤の効果持続時間があります。撥水剤メーカーの取扱説明書に従い、定期的に塗布することをお勧めします。㈮製品は50年補償をいたしておりますが、施工条件などにより適用されない場合がございます。詳しくは、工務店、もしくは、営業担当者にご確認ください。

舗装材 [参考施工図]

リビオ[ai]保水

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

ブラーボ●

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

カッシア[ai]●

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

乗用車乗入れ部 ※2

駐車場(300台未満/日)※3

ティーナ[ai]●

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

リビオ[ai]

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

乗用車乗入れ部 ※2

リビオ[ai]緑化●

歩行者系道路(歩道・広場)

住宅の駐車場などの非公共スペース ※1

駐車場(300台未満/日)※3

●の商品は、社内基準に基づいて推奨する施工図となります。
設計条件 ●路床 設計CBR3%以上 ●寒冷地域は除く
(参考 一般社団法人インターロッキングブロック舗装技術協会 インターロッキング舗装設計施工要領)
※1:住宅の駐車場など1日数回程度乗用車が駐・停車する非公共スペースの駐車場
※2:駐車場・歩道などの乗用車乗入れ部、最大積載量6.5t未満の管理用車両が走行する道路
※3:小型貨物自動車の駐車スペース、車路、入出庫口(交通量:N<300)
※4:クラッシャーラン(C-40)を使用する場合には、サンドクッションの路盤への流出を防止するためクラッシャーラン上に透水シートを使用してください。

インターロッキングブロック設計施工要領

各種舗装材の標準路盤構造例

普通インターロッキングブロック

歩行者系道路

最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路

乗用車主体の駐車場

透水性インターロッキングブロック

歩行者系道路

最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路

乗用車主体の駐車場

50〜80mm厚ペイパー・レンガ・シーブル等

歩行者系道路

注)透水性舗装では、路床土品質や透水処理条件により路盤構造が変わります。 ここでは路床土が砂質系で、水を路床下へ浸透させる場合、あるいは集水管・放流孔で排水する場合を記載してあります。条件に適合した検討必要です。

◦フィルター層の代わりに透水シート(ぺイブメイ卜)を使用することができます。

◦この路盤構造例は、材料特性なども考慮しております。また、これらは標準的な構造の例であり、適宜、検討が必要な場合があります。

◦この路盤構造例は、設計CBR が3 以上の路床上に用いることを原則としています。

◦寒冷地など凍害のおそれがある場合には、路面の一部を、凍上抑制層(川砂、切込砂利など材質の良いもの)に置き換える必があります。

※ 最大粒径4.75mm 以下で75μm ふるい通過量5% 以下のシル卜や泥分が少なく、ごみ、小石などを含まない砂。

●標準施工

視覚障害者誘導用ブロック設置例

●継続的直線歩行を案内する場合

●信号柱等の構造物がある場合

●バス停部

●取付道路部

●交差点部

ブラッドストーンウォーリング施工ガイド

01設計

ウォーリング材は、水平な基礎の上に施工してください。基礎の深さはウォールの仕上がり高さの1/3~1/4です。幅は厚みの2倍程度とりますが、施工される土壌の硬さ、状態などに応じて調節してください。

02目地用モルタル

目地用モルタルは、セメント1:砂3の割合で混ぜたモルタルを使用します。

03ウォーリング用接着剤

ブラッドストーンのマドック・ウォーリングとミルデイルウォーリングには、モルタルを使った施工もできますが、ブラッドストーンのウォーリング用接着剤をおすすめします。
ウォーリング用接着剤を使用して、最もよい仕上がりにするには、ブロックに接着剤をコテで塗ることです。その後、波型の付いたヘラで接着剤を溝をつけるようにブロックの表面に延ばしていきます。接着剤を塗り過ぎないように注意してください。また、ブロックの表面部分に汚れがつかないように少なくとも20mmはブロックの表面になる部分の端から離して塗ってください。接着剤がブロックの表面に付着した場合は、濡れたスポンジですぐに取り除いてください。

04ブロックの切断

ウォーリング材は、たがねとハンマーで切断できます。ブロック切断箇所全体に連続して軽く溝を入れ、最後に強くたたいて切断してください。
または、石工用のディスクグラインダーでも切断できます。

ブラッドストーンペービング

01地面を整える

ペービングを敷く場所の表土を取り除きます。大きな負担がかかる場所には、基礎が必要で、下層土をいくらか掘る必要があります。

02ペービングの基礎

【負荷が小さい場所】固めた下層土の上に、固めた砂を25mmの厚さに敷いてください。

【負荷が中位の場所】固めた下層土の上に、セメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。

【負荷が大きい場所】固めた下層土の上に、コンクリートを100~150mmの厚さに敷き、その上にセメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。

03排水

水がたまっていたり、基礎が常に湿っていると、染みができる原因になりますので、雨水が流れるように、パティオは必ず傾斜をつけて施工してください。家屋から離れるほど低くなるように1mおきに25mmの傾斜をつけますが、もう少しゆるやかな1mおきに10mmの傾斜でもかまいません。目で見て気づかない程度の傾斜ですが、排水効果は十分です。排水が特に問題になるような場合では、特別な傾斜をつけてください。

04ペービングの保管

表面に傷がつかないように、ペービングは常に立て置きにしてください。

05ペービングを敷く

よく練り混ぜたモルタルを5ヶ所の点上にたっぷり置き、その上に平板を敷いてください。上から押さえれば、モルタルが平板広がります。この“点”方式は、正確に仕上げられ、簡単に平板を敷くこともできます。
施工後、1~2日間は上を歩かないようにしてください。

06切断

ペービングは、ディスクグラインダーでも、たがねとハンマーでも切断していただけます。この作業は、平らな広い場所で行ってください。ペービングの切断箇所には鉛筆で印を付けてください。たがねは素早く、確実に叩いてください。必要があれば、何度か繰り返し叩きます。それから厚さ5mmぐらいの薄い木片を下に置き、ハンマーで何度か叩けば、ペービングをきれいに切断できます。

07凍結防止剤

ブラッドストーンのペービング上には、凍結防止剤や強い酸は使用しないでください。

参考施工断面図

レンガ積み階段の例

公園・歩行者系道路

自然石平板参考施工

一般舗道部・アプローチ部

  • 土を掘りおこし、砕石を100mm厚で充分転圧します。
  • 砕石の上にモルタルを50mm程度の厚さで敷きその上に張付けモルタルで自然石を敷設します。
  • 自然石の目地部分に目地材を詰めていきます。

普通駐車場部

  • 土を掘りおこし、砕石を150mm厚で充分転圧します。
  • 砕石の上にコンクリートを100mm厚で打ち込みます。
  • ワイヤーメッシユをコンクリートの中に敷設します。
  • コンクリート下地の上にモルタルを50mm程度の厚みで敷き、その上に張付けモルタルで自然石を敷設します。
  • 自然石の目地部分に目地材を詰めていきます。

自然石注意事項

パラストーン・ソルンホーフェン・ギャラクシアンクォーツ・リオゴールド

  • 自然石のため、色合い、模様、厚み、大きさにばらつきがあります。
  • 施工前には仮置きし、大きさ、色のバランスをご確認ください。
  • 施工目地幅や施工方法による材料ロスを見込んでの数量としてください。
  • 目地幅は洋風張りの30~40mmを標準としておりますので、和風張りの場合は使用量が20~30%増えます。
  • 施工後、経年変化による変色、退色がありますので、ご注意ください。

その他資材施工

ザバーン®(防草シート)

施工方法

  • 施工する場所の雑草をある程度取り除きます。

  • シートが地表に密着するように、ある程度整地します。

  • 止めピンを1㎡に4本あたりの換算でシートを固定します。

  • 必要によりザバーン専用ボンドでキワ部分を接着します。

  • 施工完了

  • ザバーンⓇは抜群な透水性があり大雨でも道路側へ水が流れる心配がありません。

  • 施工用途

    ・道路予定地・中央分離帯・法面・グリーンベルト・発電所、変電所・高架ベット栽培・法面植栽帯・公園・ウッドデッキ下・庭園・インターロッキング・高架下

試験項目 坪量
(g/㎡)
厚さ
(㎜)
浸水係数
(cm/秒)
引張強度(N/5cm)
(MD/XD)
引張伸度(%)
(MD/XD)
引裂強度
(N)
破裂強度
(KPa/㎠)
ザバーン136グリーン 136 0.4 4.65×10 419.4/421.4 43.1/49.2 87.2/94.1 1303.4

BERA® グラベル フィックス プロ(砂利地盤安定材)

標準施工断面図

(車両乗り入れの場合の図面)

  • 仕上用砂利(8~16mm)
    ※グラベルフィックスプロの上面から15mm程度
  • 砂利(3~6mm)
  • 敷き砂(40~60mm厚)
  • 路盤:砕石(200~250mm厚)
    ※クラッシャーランC40等を使用

施工方法

  • 路盤改修

    路盤改修は気候条件や想定される荷重等によって異なります。
    ※現場に合わせた路盤改修をして下さい。

  • 転圧・整地面の管理

    砂をしっかりと転圧して下地作りを行います。転圧後、整地面の不陸を除去して下さい。

  • シートの接合と敷設

    グラベルフィックスプロシートの両サイドの均一にはみ出している不織布を重ねながら接合・敷設して下さい。敷設安定性の確保と 雑草抑制効果を上げる為に重要です。

  • 切り取り

    切り取りが必要な部分は、鋸を使用してカットして下さい。その際は出来る限り隙間を作らないように注意して下さい。

  • 砕石充填

    3~16mm径の大きさの1 種類、もしくは2種類の砕石を充填して下さい。

  • 仕上げ

    レーキを使用して丁寧に充填して下さい。不陸が無ければ無い程、施工後の落ち葉やゴミの掃除が軽減されます。シートを見えないようにする際は、さらに砕石を敷設して下さい。

※施工要領書、施工DVDを用意しております。

グラスフィックス eco+

表札施工

施工(共通事項)

接着剤使用製品について

接着剤は、取り付ける壁面の材質に適応した市販の接着剤を別途ご購入下さい。接着剤の種類は多数ありますが、エポキシ系、シリコーン系をお勧めいたします。

〔推奨接着剤〕 エポキシ系:セメダインハイクック シリコーン系:セメダインスーパーX2

  • サインを取り付ける際は、取り付け面のゴミ、錆、油などの汚れを十分取り除き、よく乾燥させて下さい。
  • 接着剤はサインの裏面全体に厚めに塗布して下さい。
  • 接着剤を塗布した後、すぐにすり合わせるように取り付け面に押し付け、貼り付けて下さい。
  • サインを貼り付けた後、接着剤が完全に硬化するまで、テープなどで必ず24時間以上動かないように固定して下さい。固定が不完全ですと、位置ズレ・落下破損の原因となりますので、十分ご注意下さい。

注意事項(共通事項)

  • ステンレス製品は切断面に十分ご注意下さい。
  • 納期について
    納期はレイアウト図承認、正式発注後下記の日数が必要です。

お手入れ方法

  • ステンレス

    • ステンレスの光沢を保つため、時々乾いた布で拭いて下さい。油汚れなどは、水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、軽く拭き取って下さい。表面を傷つけたり、光沢やヘアラインを損なうおそれがありますので、研磨剤入りのクレンザーなどでの清掃は行わないで下さい。
    • ステンレスは環境条件により錆(腐食)が発生します。表面皮膜に傷が付き不動態皮膜が破れると腐食します。潮風や手汗の付着物で、不動態皮膜が損傷し錆が発生した場合には、錆落とし剤で錆を取り除き、水道水でしっかり洗い流して下さい。
  • アイアン、ロートアイアン、スチール

    • 使用状況や経年によって、錆が発生する可能性があります。定期的なメンテナンスをしていただきますようお願いします。
    • 質感を保つため、時々乾いた布で拭いて下さい。油汚れなどは、水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、軽く拭き取って下さい。
      表面を傷つけるおそれがありますので、研磨剤入りのクレンザーなどでの清掃は行わないで下さい。
    • ハイビ社製品は鍛鉄に亜鉛塗装が施されているので錆びにくくなっています。鉄工芸作家による制作品は、鍛鉄にフタル酸樹脂系の塗装が施されているので錆びにくくなっています。
    • 但し、アイアン製品およびロートアイアン製品は環境条件や経年により錆が発生しますので、メンテナンスを行う必要があることをご承知おき下さい。
  • アルミ

    • 油汚れなどには中性洗剤を布に染み込ませ、軽く拭き取って下さい。表面を傷つけるおそれがありますので、研磨剤入りのクレンザーなどでの清掃は行わないで下さい。
  • 天然石(御影石など)

    • 石材は吸水性により、汚れの付着、風化を引き起こす場合があります。汚れがひどい場合は、中性洗剤をつけたブラシなどでブラッシングし、水でよく洗い流して下さい。
  • アクリル

    • 油汚れなどは、水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませ軽く拭き取って下さい。汚れを取るために、研磨剤入りのクレンザーを使用したり、たわしでこすったりしないで下さい。表面を傷つけるおそれがあります。
  • ガラス

    • ガラスの光沢を保つため、時々乾いた布で拭いて下さい。油汚れなどはぬるま湯で硬く絞った柔らかい布を使うときれいに拭き取れます。それでも拭き取れない強い汚れは、ガラス専用のクリーナーや中性洗剤を使い、最後は乾拭きして、水分や洗剤を取り除いて下さい。

取付方法

  • 取付棒を壁にあてて位置を決めて穴をあけます。
  • 接着剤を穴に注入し、取付棒を挿入します。
  • 乾くまでしっかり固定します。

注・以下の製品はビス留め仕様ですのでプラグとビスが同包されます。

N15、N16

プレートタイプ

ピン出し

ビス止め 1)通常タイプ(無料)

ビス止め 2)掛け穴付金具タイプ(¥1,500)

ロッドタイプ

ピン出し

ビス止め 1)通常タイプ(無料)

ビス止め 2)掛け穴付金具タイプ(¥1,500)

全ねじ埋め込みタイプ

  • 表札を壁面にあてて水平を合わせます。その際、下穴の位置をけがきます。
  • ドリルでφ7の下穴をあけます。
  • あけた穴にエポキシ系樹脂ボンド(推奨 コニシ サイレックス46841)を注入します。
  • 壁面に本体を差込固定します。(この際本体位置がずれないように接着剤が乾くまで固定しておいてください。)

!注意

※接着剤が乾く前に本体を動かすとガタツキや抜け落ちの恐れがありますのでご注意ください。

タッピングビス留めタイプ

  • 表札を壁面にあてて水平を合わせます。その際、下穴の位置をけがきます。
  • ドリルで6φの下穴をあけます。
  • オールアンカーを下穴に挿入します。
  • 付属ビスを下図のようにセットし、壁面に固定します。

警告

  • 事故や破損の原因になりますので、むやみな改造及仕様変更はしないでください。
  • ケガや事故の原因になりますので、製品を破損・故障・変形したままでの使用はしないでください。
  • 本体に重いものを載せたり、寄りかかったり、ぶら下がらないでください。事故や故障の原因になります。

コンクリートブロック塀の施工と使用に関する注意

  • 塀の施工に関しては、日本建築学会編「建築工事標準仕様書J A S S7 メーソンリー工事」1 節(コンクリートブロック工事)および日本建築学会編「壁構造配筋指針」によります。
  • 施工管理については、建築施工管理技士、又はブロック建築技能士、ブロック工事士などが指導する施工業者に依頼してください。
  • 基礎工事における根切りに際しては、周辺地盤を乱さないように掘削幅を最小限とし、埋戻しは良質の土より十分突き固めます。
  • 笠置の施工については積み上げたブロックの天端に、モルタルを十分付着させ、その上に笠置を定着させ、完成時にはしっかり固定されていることに留意してください。
  • 塀や笠置に登ったり、手や足などを掛けたりすると危険ですので注意してください。
  • 塀や門柱、花壇、土留用の製品は、製品本来の使用目的・仕様以外での使用になると危険ですので注意してください。

スプリット化粧面について

  • 自然の岩肌のような美しい肌合いのデザインを追求する為、凸凹になるようにしております。
    積んだ時に、自然の岩肌風ラフ感が出るようにしております。 なお、吸水防止加工を施してあり、耐候性、耐久性に効果があります。

目地仕上げについて

  • 当社の化粧ブロックはスプリット仕上げですので、積んだ時に自然石のナチュラル感を出すために、縦目地は突き合わせ施工としております。
    縦目地にモルタルがいらない作業効率の良い施工方法のため、若干のすき間が生じることがありますが、すき間が気になるようでしたら目地詰めを行ってください。

色幅について

  • 熊本の自然が育んだ素材と自然の顔料を使用することにより、アースカラーになっております。
    セメント製品の製造上の問題点として、製品の色に関して若干の色幅が出ますのでご了承ください。
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