1.本条に規定する金属製フェンス付きブロック塀(以下、フェンス塀という)は、2条に定める金属製フェンス(以下、フェンスという)を壁体に組み込んだブロック塀(以下、組込フェンス塀という)、およびフェンスを壁体の上部に連続して設置したブロック塀(以下、連続フェンス塀という)をいう。 2.フェンス塀のフェンスおよびその支持・定着部の構造は、風圧力などの荷重および外力に対して安全であるものとする。 3.フェンス塀のフェンス支持金物の壁体への定着は縦筋以外の位置とし、壁頂横筋に支障のないようにする。 やむを得ず横筋の配筋が困難な場合は、定着部分を除き横筋を挿入するとともに、壁頂部から2段目のブロックに横筋を配置するものとする。 4.組込フェンス塀(1)組込フェンス塀の高さは1.6m以下とし、控壁を設けないことができる。 (2)組込フェンス塀に挿入する縦筋および横筋はD10以上の鉄筋とする。 縦筋間隔はブロック壁体の立上がりを有する部分(以下、立上がり壁という)および立上がりのない部分(以下、腰壁という)とも表12に示す数値以下とし、横筋間隔は800mm以下とする。 ブロック塀の高さ(m)1.2以下1.2を超え1.4以下1.4を超え1.6以下[備考]( )内数値はD13を使用する場合の間隔(3)立上がり壁の頂部横筋は、端部において90°に折り曲げて縦筋に重ね継ぎとするほか、立上がり壁と腰壁が交差する部分は、縦筋・横筋ともD10以上の鉄筋で補強する。 空洞ブロックを使用する場合縦筋間隔(mm)800800400(800)解説図6-2 組込フェンス塀の標準的な配筋例(水平断面)解説図6-3 組込フェンス塀の標準的な配筋例(鉛直断面)型枠ブロックを使用する場合縦筋間隔(mm)800500(800)400(700)143表12 組込フェンス塀の縦筋間隔化粧ブロックを使用する場合ブロックの長さ(mm)400、500、600900400、500、600900400、500、600900解説図6-1 フェンス支柱周辺の配筋状況縦筋間隔(mm)800800(900)600(800)700(900)400(800)500(800)
元のページ ../index.html#145