基礎や配筋、控え壁、透かしブロックの使い方などは、塀の構造において極めて重要です。※中性化とは、モルタルと炭酸ガスとの反応により、モルタルの中 のアルカリ性が低下し、鉄筋の保護機能が失われる現象。炭酸ガスによるモルタルの中性化※ブロックのひび割れ雨水などの浸入による鉄筋のさびブロック表面のはがれ3.塀の構造デザインを工夫することにより、安心なブロック塀と景観をつくることが出来ます。L型の平面を持つ壁体と、花壇とを組み合わせて道路境界から離した例です。詳細は、一般社団法人全国建築コンクリートブロック工業会、全国コンクリートブロック工業組合連合会が発行する、「あんしんなブロック塀をめざして」をご覧下さい。L型やT型の平面を持つ壁体は、地震や風による転倒力に対する抵抗が向上します。ブロック塀を道路境界より離すと、ブロック塀の転倒による被害を少なくすることができます。145ブロック塀の施工方法あんしんなブロック塀をめざして ブロック塀は、プライバシーの確保、防犯や防火などに役立っています。また、所有者の責任で管理するのが基本です。以下に、「あんしんなブロック塀をめざして」(発行/一般社団法人全国建築コンクリートブロック工業会、全国コンクリートブロック工業組合連合会)を参照して、重要なポイントを示します。 ブロック塀の基本 1.まずはあたりまえのことですが、正しい設計と施工を行うことが重要です。頑丈な構造の塀をつくることが出来ます。2.ブロック塀に期待する耐久年数は約30年です。それには適切なメンテナンスが必要です。特に老朽化した塀は、ブロック塀診断士に判定してもらうことが効果的です。ブロック塀の仕組み劣化のメカニズムブロック塀施工例/平面的な工夫ブロック塀施工例/道路境界より離す
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