JANOME BLOCK
156/176

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼1.1施工計画CP型枠擁壁の施工にあたっては、その施工手順を十分に把握して、擁壁工に関連する工事を検討し、安全かつ円滑な施工を行えるよう綿密な施工計画を立てるものとする。1.2施工管理CP型枠擁壁の施工にあたっては、築造仕様書の施工打合せ・施工確認要領(様式1〜8)に基づいて施工管理を行い、その記録を残すものとする。1.3CP型枠擁壁工事の作業の流れ◦地業および基礎工事の作業の◦CP型枠組積工事型枠工事・コンクリート工事ほかの作業の流れを図3に示す。目地モルタル(縦)目地モルタル(横)前壁CP型枠大臣認定表示票水抜きパイプ 宅地造成等規制法施行令第15条※の規定に基づく大臣認定「CP型枠擁壁」を施行するにあたって、その品質を確保し工事を円滑にすすめるために付属書「CP型枠擁壁築造仕様書」の内容に基づき、施工者の優れた施工技術とあいまって良好なCP型枠擁壁が築造されるよう、関係業務に携わる技術者及び施工者に対するマニュアルとして作成しています。 CP型枠型擁壁の概略図を図1に示し、その完了写真を写真1に示す。図1 CP型枠型擁壁(L型擁壁)概略図流れを図2に示す。屈曲部補強(水平ハンチ)透水層(砕石又は透水マット)打込みコンクリート基礎スラブ(RC造)捨てコンクリート割栗石ベンチマークの設置根切り底の地盤の確認、根切り底は人力すき取りをする型枠・鉄筋位置の表示所要のかぶり厚さの確保◦CP型枠のウェブに当たらぬよう、また、かぶり厚さの確保に注意◦打継部分の処理に注意日光、風雨、温度、湿度などに対して※宅地造成等規則法施行令(平成18年9月30日施行)改正により第14条となる屈曲部の納まりに注意落下モルタルが掃除しやすいようあらかじめウエスなど敷き込む※5段積み以上の場合◦積み高さ1.6m/日◦水抜きパイプの配置◦かぶり厚さの確保に注意最下段のハンチ用CP型枠部分より除去・清掃CP型枠に衝撃を与えぬこと◦打込み高さ1m以下回し打ち◦CP型枠及び鉄筋に衝撃を与えぬこと前壁前面のノロ汚れの水洗い透水層、埋戻しに重機使用注意154図2 地業および基礎スラブ工事の 作業の流れ水盛り遣方根切り敷き砂利または割栗石捨てコンクリート墨出し基礎スラブ水平筋前壁縦筋・ハンチ筋の配置基礎スラブの型枠組立てコンクリートの打込みコンクリートの養生型枠の除去CP型枠工事・コンクリート工事へ写真1 CP型枠型擁壁工事完了写真図3 CP型枠組積工事・型枠工事・ コンクリート工事ほかの作業の流れCP型枠の割付け墨出し縦遣方・水糸張り1段目組積(ハンチを使用※)所定の高さまで組積および鉄筋の配置CP型枠内部の落下モルタルの除去・清掃ハンチ部・屈曲部・端部の型枠設置前壁のコンクリート打込み清 掃コンクリート養生型枠解体透水層・埋戻し1. 一般事項 ────────────────────────────────CP型枠擁壁工事の流れ(CP型枠擁壁施工マニュアルより) ──────────────────

元のページ  ../index.html#156

このブックを見る