くうげき欠けコンクリー卜ブロック製品の欠けは、施工完了までのものと、構造物完成後の外部衝撃によるものがあります。発生傾向◦コンクリート製品は、圧縮強度には強いですが、外部衝撃で欠けることがあります。コンクリー卜製品の意匠として、エッジ(角部)をジャープにした製品は、外部衝撃等の影響を受けやすいと言えます。ただし、品質が劣るものではありませんし、どんなブロックでも強い外部衝撃により欠けることがあります。予防方法施工完了までのお取り扱いに十分ご注意いただき、輸送中の万一の欠けも含め、仮に欠けが発生してしまった場合はそのまま施工しないで下さい。トラブルシューティング*初動対応例1.小さく欠けているように見える。→一般の流し込みコンクリー卜製品と異なり、ブロック製品は高振動加圧成型による特有の「空や化粧面凸部に小さな欠けのように見えることがあります。この場合、不具合ではありません。例2.何かがぶつかって、欠けてしまった。→目立つ欠けは、補修をお勧めします。寸法コンクリート製品には、JISに準拠した寸法の許容差があります。製品寸法とモデュール呼び寸法(目地も含めた寸法)で、呼び方を分けています。寸法許容差JISで規定される寸法の許容差は、以下の通りです。①空洞コンクリー卜ブロック(JIS A 5406)長さ±2.0mm、高さ±2.0mm、正味厚さ±2.0mm※普通精度ブロックを示しています。②舗装用コンクリートブロック(JIS A 5371)普通ブロック:幅±2.5mm 、長さ±2.5mm 、厚さ±2.5mm植生用ブロック:幅±2.5mm、長さ±2.5mm 、厚さ±2.5mm目地調整製品寸法の長さと、モデュール呼び寸法を示します。現場では、モデュール呼び寸法で鉄筋のピッチを決め、目地調整しながら施工して下さい。(製品寸法) (モデュール呼び寸法) 398mm → 400mm 399mm → 400mm製品寸法の長さが190、390mmの製品は、幅10mm目地で施工して下さい。トラブルシューティング*初動対応例.施工の際に、目地幅の合わせ方がわからない。→組積用ブロックの場合は、上記の目地調整をご確認ください。本カタログでは、製品寸法を表示しています。 また、舗装用コンクリートブロックの場合は、目地キープが付いているものがあるため、モデュール呼び寸法(目地も含めた寸法)で表示しています。色幅コンクリー卜製品は、質感や風合いを出すために、天然材料(砂、砕石)をはじめ、セメント、顔料を使用しています。それらにも色幅がありますし、セメン卜の水和反応の出方で色差もあります。若干の色幅がありますことを予めご了承ください。参考情報当社のブロックの着色には、耐候性の強い無機顔料を使用しています。一般的な経年変化以上に色あせすることはありません。トラブルシューティング*初動対応例1.ブロックの役物の色が異なる。→大きな色幅がでないよう出荷しています。ただし、製造から施工現場までの過程で、製造ロットの違いだけでなく色に影響を及ぼす経時変化(白華等)が重なっていることも想定されます。著しく異なる場合は、施工される前にご相談頂きますよう、ご協力お願いいたします。例2.色が薄ボケている部分がある。→目立たない部分で白華除去剤(サンクリーン等)の処理をしてみます。白華なら反応して泡が立ち、色がはっきりしてきます。ブロックの色が薄いと感じる初期の白華は、時間の経過とともに酸性雨で、比較的落ちやすい、一次白華と呼ばれるものです。隙」が、製品形状の隅部171
元のページ ../index.html#173