商品の特性について

Product characteristics

商品の特性・注意事項

●現場への配送は、別途運賃がかかる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

●輸入品は、輸入状況によっては長期間在庫切れとなる場合がありますので、ご発注の際は価格、数量、納期などをご確認ください。

●複数個まとめて販売(箱単位、袋単位など)を行っている商品は、バラ売りはできませんのでご了承ください。

素材別の特性・注意事項

レンガ

◆特 性

●焼きもののため、同色であっても自然な色ムラと色幅があります。
●白華はセメント内部のアルカリ・カルシウム成分が自然環境・現場環境によって表面に現れる現象です。
湿潤状態が長く続きますと白華現象が促進されることがあります。白華抑制剤「エフロカット」、白華除去剤「スカット」「サンクリーンK -50」「アクトル」をご用意しています。

! 注意点

●表情や色、寸法にバラつきがあります。施工後、屋外では経年変化による変色がありますので、ご了承ください。
●レンガの吸水性により、白華現象、汚れの付着を引き起こす場合があります。
●ボーダー(笠木)としてレンガを使用する場合、目地モルタルの部分からスジ状の汚れが発生することがあります。
その防止策として施工後に吸水防止剤の塗布をお勧めします。

天然石

◆特 性

●天然石のため、同じ石種であっても色調・石模様が単一ではありません。

! 注意点

●採掘場所や時期により、色調・石模様にバラつきがあります。施工前には配置バランスを考慮し、仮並べを行ってください。
施工後、屋外では経年変化による変色、退色がありますので、ご了承ください。
●採石事情によって、生産中止や在庫切れとなる場合があります。ご発注の際は、価格、数量、納期などをご確認ください。
●石材の吸収性により、白華現象、汚れの付着、風化を引き起こす場合があります。その防止、保護策として施工後に吸水防止剤の塗布をお勧めします。
吸水防止剤につきましては、石材用浸透性吸水防止剤「クリアコート」「クリアコートスーパー」をご用意しています。
●酸洗い、酸性洗剤使用は、変色・退色の原因となりますので行わないでください。

磁器質タイル

◆特 性

●焼きもののため、同色であっても自然な色ムラと色幅があります。
●磁器質タイルは汚れにくく、簡単に洗うことができます。

! 注意点

●表情や色、寸法に多少のバラつきがあります。施工前には配置バランスを考慮し、仮並べを行ってください。
施工後、屋外では経年変化による変色がありますので、ご了承ください。

ポスト

●ポスト表面の保護をする際は、文字シールや塗装面に直接養生テープなどを貼らないでください。剥がれなどの不具合が発生する恐れがあります。
●開時のサイズは、開く角度によって若干異なります。
●雨により本体上面に水がたまります。ご使用の際は濡れないよう、ご注意ください。

ガーデン商品

●施工ならびに設置の際は、マスキングテープなどの弱粘着性のテープを使用してください。
養生テープを直接意匠面に貼ると、塗装が剥がれるなどの不具合が発生する恐れがあります。

メンテナンス

モルタルの汚れ

簡易な方法としては、モルタルが完全に乾く前にきれいな湿った砂を上にかけ掃きとることです。
この行程を数回繰り返して除去します。このとき、砂にはまったく粘土が混ざっていないことが必要です。

すでに硬化したモルタル

この除去には、希塩酸液を使用します。
最初に塩酸1 対して水8 の割合で混ぜ、テストをしながら必要に応じて徐々に塩酸の濃度を上げていきます。
【作業手順】
●散水して、レンガ表面を濡らします。
●ブラシを使い、約1m 四方を塩酸の希釈液で濡らし、モルタルの固く付いた部分を強くこすります。
特に強く付着している部分を除去するには、ワイヤーブラシを使用します。
●散水して表面を洗い流します。高圧散水により表面はよりきれいになりますが、目地砂を散水により飛ばさないように注意します。

苔類

表面が乾燥しているときに、ブラシで強くこすると効果があります。高圧散水も効果的です。
表面を洗浄し、乾燥したあとに、硫酸銅や黒リンをブラシで塗付して、苔類を生えにくくする方法もあります。

注意点

●ある種の薬品は、レンガ表面を変色させる恐れがあります。使用前にレンガの一部に少量付けてテストした後、使用してください。
●表面洗ったとき、水の流れる方向にある植物などにも注意をする必要があります。

油、瀝青、タール

これらの汚れは、市販の乳化剤を使用して、2回にわけて処理します。
1回目は、乳化剤に灯油を混ぜて汚れを取り除き、次に表面についた灯油を水で薄めた乳化剤で洗い落とします。 瀝青の汚れは 、レンガ表面から内部にまで染み込んでいるため、完全に取り除くことはほとんど不可能ですが、
ベンゼン・トルエン・15% 三燐酸ナトリウム液などで洗浄することで、若干取り除くことができます。
ガソリン、オイルの汚れは、ペーパータオルのような吸着剤を敷いて吸収させます。
その後、けいそう土・粉末白粘土・カオリンなどの吸着剤を汚れた表面に振りかけ、吸着しなくなるまで処理をしたあと、洗剤で洗い水流しします。

チューインガム

錆びのない、きれいなワイヤーブラシでこすって除去します。
小範囲の場合は高圧水を散水したり、ドライアイスをおいて、凍らせて削りとる方法もあります。

Trouble shooting 製品特性・卜ラブルシューティング

ご注意とお願い

○コンクリートブロック製品は、長い年月の間、エクステリアとしての役割を果たすために、正しい設計と施工が重要です。
特に、外観や耐久性を損なう現象に対しては、定期的な診断とメンテナンスも必要になります。
○コンクリー卜ブロック製品は、施工してはじめて最終構造物となります。特に施工後に確認された不具合は、大きな補修や卜ラブルになりかねません。
お受入時に外観確認のご協力をお願いいたします。

※ 太字は、施工店様情報を示しています。

白華 コンクリー卜中のセメントのアルカリ成分が水に溶解し、大気中の二酸化炭素等と結合して表面に白く現れることがあります。
これを白華あるいはエフロレッセンスといいます。セメン卜の成分なので、有害物質ではありません。
発生傾向 ◦ブロック塀では、ブロック空洞部に水が浸入して溜まっていると、充填モルタルのアルカリ分とともにブロック表面に浸み出し、かなり頑固な白華が析出します。
◦ダーク系カラーは色調が濃いため、白華が目立ちやすい色です。ブロックの色が薄いと感じる初期の白華は、時間の経過とともに酸性雨で、比較的落ちやすい、一次白華と呼ばれるものです。
◦現場で使用するモルタルからも多く発生します。施工後に吸水防止剤で処理しておくことをお勧めします。
予防方法 ◦施工の際、降雨によりブロック空洞部に水が入る恐れのある時は、シー卜などで覆うよう処置して下さい。
また、ブロック塀の壁頂に充填モルタル(防水剤入りが望ましい)をしっかり充填することに目地モルタルなど水の浸入経路を隙間なく埋めることが重要です。

◦目地からの白華も予防するには、施工後に吸水防止処理を施すと効果的です。
トラブルシューティング*初動対応 例1. ブロック空洞部に水が溜まって白華が析出している。
→この水が凍害破裂や鉄筋の腐食にもつながります。放っておいてはいけません。ドリルなどを使用して水抜き処理が必要です。
例2. ダーク系カラーの白華による色の影響を防ぎたい。
→施工後に透明な保護用コーテイングを施すのが良いとされています。目地モルタルからの白華も防ぐことができます。 方法としては、吸水防止剤で処理されることをお勧めします。
凍害 水が凍る影響を受けて、コンクリー卜ブロックに凍害が発生することがあります。凍害を大別すると、以下の二つとなります。
①ブロック空洞部への水の滞留による凍害破裂(積みブロック)
②凍結融解の繰り返しによるコンクリー卜の劣化
発生傾向 ①ブロック空洞部への水の滞留による凍害破裂
ブロック空洞部に浸入した水が凍結し、体積膨張の圧力により破壊される現象です。寒冷地に隈らず、一度でも凍ったら破裂する可能性があります。
②凍結融解の繰り返しによるコンクリー卜の劣化
コンクリー卜自体の吸水により、長い年月の間に凍結融解を繰り返して劣化する現象です。ブロック製品は、一般的に凍結融解抵抗性が高いですが、保水性を有するなどで凍害の影響を受けやすい一部の製品は、寒冷地に推奨していません。
各製品ページの「寒冷地不向」表示をご確認ください。
予防方法 ①の凍害破裂は、まずブロック空洞部に水を留めないことが鉄則です。強度の強いブロックを選定しても、凍結による膨張破裂は避けられません。
特に施工の際、降雨によりブロック空洞部に水が入る恐れのある時は、シートなどで覆うよう処置して下さい。また、ブロック塀の壁頂に充填モルタル(防水剤入りが望ましい)をしっかり充填することと、目地モルタルなど水の浸入経路を隙間なく埋めることが重要です。
②の凍結融解劣化には、施工後に吸水防止処理を行う方法があります。 定期的(半年程度)に処理されることをお勧めします。
トラブルシューティング*初動対応 例1. ブロック空洞部に水が溜まっている。
→この水が凍結して破裂につながります。白華や鉄筋の腐食にもつながります。 ドリルなどを使用して水抜き処理が必要です。(本項「白華」参照)
例2. 部分的に凍害破裂した。
→ブロック空洞部に水が溜まっています。他にも水が溜まっていないか確認し、部分補修とあわせて専門業者様への依頼を検討して下さい。
→凍害破裂してしまったら、大規模な損傷でなければ部分補修で直すことが出来ます。
方法としては、破裂したブロックをダイヤモンドカッター等で除去し、スライスしたブロックを樹脂モルタルではり合わせます。
このとき、水の浸入があると再発の可能性がありますので、壁体への水の浸入経路を塞ぐか、浸入経路がわからない場合は補修部分の空洞部にドリルで排水穴を設けておきます。
クラック クラックの発生原因は、コンクリートの乾燥収縮のほか、地震、不同沈下、凍害、鉄筋の錆び膨張など様々です。
原因が複合している、または特定できない場合も多くあります。
①乾燥収縮によるクラック、
②金属フェンス支柱の応力によるひび割れについて記載します。
なお、乾燥収縮によるクラックは、一般的に構造上問題ないとされるへアークラックの場合が多く、土木学会コンクリー卜標準仕方書などでも許容が示されています。
発生傾向

①乾燥収縮によるクラック
◦コンクリー卜ブロック製品の体積が大きいほど、乾燥収縮等の影響を受けやすくなります。ただし、コンクリートは圧縮よりも引っ張りに弱いため、それを構造的に補う目的で鉄筋補強しており、その場合に発生するクラックの多くは、構造的に問題のないヘアークラックと呼ばれるものです。
◦セメン卜製品や現場コンクリー卜(またはモルタル)は乾燥収縮により体積が減少します。
この収縮量は普通のコンクリートで5.0 〜 8.0×10 − 4(1m に対して0.5 〜 0.8mm)程度と言われています。
また温度変化によっても収縮し、例えば温度が1℃低下すると1×10 − 5 程度収縮します。
クラック発生の状況は特に施工初期(概ね3 ヵ月)が多いものの、場所や気候により様々です。

②金属フェンス支柱の応力ひび劃れ
 特に、支柱が太い形材フェンス、支柱間隔が長いフェンス、風圧抵抗を受けやすいフェンスに発生します。
予防方法 ①乾燥収縮ひび割れ
◦ひび割れ抑制策として、伸縮目地の設置が効果的です。
日本建築学会規準でも、「ブロック塀は原則として、長さ30m 以下ごとにエキスパンションジョイン卜を設ける(壁式構造関係設計規準集・同解説(メーソンリー編)−日本建築学会)。」 との規定があります。
なお、長さ30m は原則であり、適宜必要な間隔を設けるのが良いです。
◦基礎コンクリー卜の養生期間をしっかりとって、コンクリート水和(硬化)時の収縮の影響を低減させます。
◦特に大型ブロック製品には、充填モルタルに無収縮モルタルを使用すると硬化時の引張り応力が緩和されます。

②金属フェンス支柱の応力ひび割れ
◦特に形材フェンスの場合は支柱が太いので、モルタルが充分に補強できるよう、空洞部の穴の大きなブロックを選択します。
◦フェンス支柱内部は一般的に皮膜処理が施されておらず、モルタルの強いアルカリ性により発泡膨張します。施工の際は、支柱内部にモルタルが入り込まないよう、アルミメーカーの施工説明書をよく確認して下さい。
注意事項 ◦コンクリー卜の乾燥収縮ひび割れは、必ずしも避けられるものではありません。コンクリー卜ブロック製品の有害なひび割れ幅は明確な規定がないため完壁な根拠はありませんが、0.3mm 〜 0.5mm を目安に、それ以下のものを構造上問題ないとされるへアークラックとするのが妥当と考えられます。
なお、沿岸部や凍結防止剤を使用する地域では、鉄筋の腐食に影響を与えていないかも考慮して、上限目安を0.3 〜 0.4mm としておく必要があります。
トラブルシューティング*初動対応 例. 細いクラックを発見した。
→まずは構造的に有害なクラックか、そうではないへアークラックかを確認します。市販のクラックスケールを用いると良いでしょう。
許容と推定される幅0.3m m 〜 0.5m m(環境条件の厳しい場合は0.3 〜 0.4m m)を上限に、専門業者様へ依頼されるかの目安として下さい。
汚れ 経年変化によるコンクリー卜ブロックの汚れは、菌・カビ・酵母・藻類などの生物系や、土埃や排気ガスのすすなど物理的吸着があります。
発生傾向 カビ類・菌類は湿度の高い時期や日陰になりやすい場所に多く発生します。物理的吸着は、土挨が多く舞っているとか、車道に面していて排気ガスの影響を受けやすい場所に多く発生します。
予防方法 施工後に吸水防止処理をおこなう方法があります。定期的(半年程度)にメンテナンス処理されることをお勧めします。雨の影響を物理的に防ぐには、より効果的な笠木を選びます。
参考情報 ◦コンクリートブロックの下面は、製造時の剥離剤等によりすこし茶色く見えることがあります。明るい色のブロックほどわかりますが、ほとんど組積の際にモルタル仕上げで見えなくなります。見える部分は砥石等で擦り落とすこともできます。
◦錆びによる汚れもあります。天然原材料(骨材)の鉄含有成分がブロック表面に析出した場合、雨水や酸素と反応して錆びることがあります。構造的な悪影響を及ぼすものではありませんが、タガネ等で除去することができます。
トラブルシューティング*初動対応 例1. ブロックの汚れを落としたい。
→薬品による除去と、高圧洗浄の方法があります。
カビや藻の汚れと原因が特定できている場合は、漂白殺菌作用のある洗浄剤で処理する方法があります。汚れの成分が分からない場合、高圧洗浄であれば、物理的に汚れを落とすことができます。ただし、コンクリー卜表面のセメン卜ぺース卜等が削られますので、数年程度の間隔として、あまり頻繁に処理しない方が良いです。
例2. 吸水防止処理をしたが、効果がうすれてきた。
→吸水防止処理は、定期的(半年程度)におこなう必要があります。
欠け コンクリー卜ブロック製品の欠けは、施工完了までのものと、構造物完成後の外部衝撃によるものがあります。
発生傾向 ◦コンクリート製品は、圧縮強度には強いですが、外部衝撃で欠けることがあります。
コンクリー卜製品の意匠として、エッジ(角部)をジャープにした製品は、外部衝撃等の影響を受けやすいと言えます。
ただし、品質が劣るものではありませんし、どんなブロックでも強い外部衝撃により欠けることがあります。
予防方法 施工完了までのお取り扱いに十分ご注意いただき、輸送中の万一の欠けも含め、仮に欠けが発生してしまった場合はそのまま施工しないで下さい。
トラブルシューティング*初動対応 例1. 小さく欠けているように見える。
→一般の流し込みコンクリー卜製品と異なり、ブロック製品は高振動加圧成型による特有の「空隙( くうげき )」が、製品形状の隅部や化粧面凸部に小さな欠けのように見えることがあります。
この場合、不具合ではありません。
例2. 何かがぶつかって、欠けてしまった。
→目立つ欠けは、補修をお勧めします。
寸法 コンクリート製品には、JIS に準拠した寸法の許容差があります。製品寸法とモデュール呼び寸法(目地も含めた寸法)で、呼び方を分けています。
寸法許容差 JIS で規定される寸法の許容差は、以下の通りです。
①空洞コンクリー卜ブロック(JIS A 5406)
長さ±2.0mm、高さ±2.0mm、正味厚さ±2.0mm
※ 普通精度ブロックを示しています。
②舗装用コンクリートブロック(JIS A 5371)
普通ブロック:幅±2.5mm 、長さ±2.5mm 、厚さ±2.5mm
植生用ブロック:幅±2.5mm、長さ±2.5mm 、厚さ±2.5mm
目地調整

製品寸法の長さと、モデュール呼び寸法を示します。
現場では、モデュール呼び寸法で鉄筋のピッチを決め、目地調整しながら施工して下さい。
(製品寸法)   (モデュール呼び寸法)
398mm   →   400mm
399mm   →   400mm
製品寸法の長さが190、390mm の製品は、幅10mm 目地で施工して下さい。
トラブルシューティング*初動対応 例. 施工の際に、目地幅の合わせ方がわからない。
→組積用ブロックの場合は、上記の目地調整をご確認ください。本カタログでは、製品寸法を表示しています。
また、舗装用コンクリートブロックの場合は、目地キープが付いているものがあるため、モデュール呼び寸法(目地も含めた寸法)で表示しています。
色幅 コンクリー卜製品は、質感や風合いを出すために、天然材料(砂、砕石)をはじめ、セメント、顔料を使用しています。
それらにも色幅がありますし、セメン卜の水和反応の出方で色差もあります。若干の色幅がありますことを予めご了承ください。
参考情報 当社のブロックの着色には、耐候性の強い無機顔料を使用しています。一般的な経年変化以上に色あせすることはありません。
トラブルシューティング*初動対応 例1. ブロックの役物の色が異なる。
→大きな色幅がでないよう出荷しています。ただし、製造から施工現場までの過程で、製造ロットの違いだけでなく色に影響を及ぼす経時変化(白華等)が重なっていることも想定されます。
著しく異なる場合は、施工される前にご相談頂きますよう、ご協力お願いいたします。
例2. 色が薄ボケている部分がある。
→目立たない部分で白華除去剤(サンクリーン等)の処理をしてみます。白華なら反応して泡が立ち、色がはっきりしてきます。
ブロックの色が薄いと感じる初期の白華は、時間の経過とともに酸性雨で、比較的落ちやすい、一次白華と呼ばれるものです。
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