Efflorescence
白華発生のメカニズム
主成分はセメント成分です。
コンクリート中で水に溶解したセメントのアルカリ成分が大気中の二酸化炭素等と結合して表面に白く現れることを白華あるいはエフロレッセンスといいます。
セメントを主成分としているコンクリートブロックブロックは、どんな外的要因を受けても白華が絶対出ないものはありません。
外的要因は水、時間、温度、風、施工条件などです。
発生しやすくなる外的要因を示します。
白華が多い製品は、裏を返せば強度、耐久性も大きいのです。
白華はセメントによるものであることは説明しました。ちなみに当社の製造製品で最もセメント量が大きいのはインターロッキングブロックの表層部分です。
インターロッキングブロックは白華防止剤を利用するなどの配慮をしていても白華が発生する理由にはこれでうなずけると思いますが、裏を返せば人が歩いたり車が走ったりしても強度や耐久性は抜群に良いということなのです。
白華の予防
舗装用コンクリートブロック
組積用コンクリートブロック
白華の対応
舗装用コンクリートブロック
組積用コンクリートブロック
酸性薬品(サンクリーンF-60)を使用します。
処理後は、再発生を防止するため、前記の予防策を検討してください。
特に空洞部に水が滞留していることが多いので、その場合水抜きを行わないと再発生します。
※ 組積ブロックは、酸性雨による洗浄があまり期待できません。
白華による退色、色ムラの誤解
インターロッキングブロック舗装において、施工したばかりなのに退色した、あるいは色ムラだ、と問題視されるケースがまれにあります。
基本的に当社のインターロッキングブロックは無機の顔料を使用しているため、一般的な経年変化以上に色あせすることはありません。退色などと思っていたらその要因は白華であったという誤解が非常に多いのです。
確かにパッと見ただけでは識別は困難です。識別方法は目立たない部分で少しだけサンクリーンの希釈液をかけてみることです。白華なら薬品により泡が立って、ボケた色がはっきりしてくるでしょう。 白華であれば酸性雨で自然に洗い流されますし、場合によっては薬品による除去も可能です。まずは確かめることが必要です。