施工について

Execution

ブロック施工

ブロック割付け図

化粧ブロック

化粧ブロックの入隅部収まり図

ブロック塀参考施工図「壁構造関係設計規準・同解説」による

化粧ブロック

歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.660㎥
埋戻 0.442㎥
残土処理 0.218㎥
クラッシャーラン 0.065㎥
捨コンクリート 0.033㎥
型枠 0.900㎡
コンクリート 0.128㎥
鉄筋D-10 5.18㎏
鉄筋D-13 1.99㎏
モルタル(1:3) 0.021㎥
ブロック 15個
ボーダー(笠置) 2.5個
ブロック工 0.25人
普通作業員 0.15人

意匠ブロック&特殊ブロックの施工

意匠ブロック(HOLLOW・SCLEEN)

透かしブロックを使用した塀は、地震時に透かしブロックよりひび割れが発生し破壊した例が多く、塀の構造上の弱点となっている。透かしブロックは縦・横筋が挿入できないもの、また挿入したとしても鉄筋に対するコンクリートまたはモルタルのかぶり厚さが十分に確保できないために鉄筋に錆が生じ、危険な構造となっているものが多い。したがって、透かしブロックの左右に縦筋を挿入可能な形状のものを使用する。

透かしブロックは、耐力上の欠陥となるため、2個以上連続して左右・上下・斜めに、また最上段・最下段・塀の端部に配置しないようにする(解説図1)。

なお、現在透かしブロックは、デザイン上多種類のものが生産されており、なかには強度上問題のあるものも見られるので、使用する場合は圧縮強度などを確かめることが必要である。

かさ木ブロック(SEDGE-HAT)

地震時にかさ木ブロックの落下する被害例が非常に多く、特に空洞ブロック用のかさ木が目立っている。通常の施工では、壁体との付着性能が低下し、古いものほど動いたり、剥離しているものが見受けられる。化粧ブロック用のかさ木ブロックは、一般に大きくて相当の重量があり、落下した場合は危険である。

かさ木ブロックは、横筋の挿入できないものが使用されており、目地モルタルの付着強度に依存しているものが大半である。かさ木ブロック内に壁頂横筋が挿入でき、かつ縦筋を面内に90°折り曲げて空洞部内に定着できる形状のものを使用する(解説図2)。

解説図1 透かしブロック

解説図2 かさ木ブロック

ネクスト型枠施工図

H:1,250タイプ(反T型・L型)GLより高さ800、基礎より5段積み

ネクストの高さによる使用種類及び充てんコンクリート量

G・Lよりの高さ(mm 種類 1㎡当りの充てんコンクリート量
800以下 ネクスト15 0.09㎥

ネクスト型枠のその他の用途

塀 … 控え壁を必要としない塀

建築物(住宅等)… 日本建築学会の第一種型枠コンクリート造と同等扱い

歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 2.120㎥
埋戻 1.803㎥
残土処理 0.317㎥
栗石地業 0.153㎥
捨コンクリート 0.049㎥
基礎コンクリート 0.123㎥
基礎型枠 0.300㎡
ハンチ部型枠 0.300㎡
基本型 10.334個
ハンチ(基本型) 2.5個
組積工 0.16人
目地モルタル(1:2) 0.005㎥
充填コンクリート 0.112㎥
鉄筋D10 7.196
鉄筋D13 6.602
裏込栗石 0.195㎥
水抜パイプVP75 0.334本
水抜フィルター 0.334本
天端モルタル 0.006㎥

CP型枠Ⅲ型擁壁標準施工マニュアル

CP型枠型擁壁国土交通省大臣認定に関する留意点

  • 国土交通省大臣に認定されたCP型枠型擁壁の標準断面およびCP型枠ブロックを使用していること。
  • 設計および施工前、施工中製造会社の説明技術員による説明を受け内容について把握すること。
  • CP型枠型擁壁の築造仕様書・施工マニュアルに基づき施工されていること。
  • 施工者は工事施工前に施工管理計画および施工担当者を定めること。
  • 施工管理担当者は、当該工事の施工内容を把握し、適切に施工管理を行うものとする。施工管理は、工程管理・出来高管理・品質管理・写真管理からなり、施工にあっては各機関の管理基準により施工管理を行い、管理記録を作成するものとする。
  • 国土交通省大臣認定表示票に必要な要件を確認することのできる各種確認資料を用意すること。
  • 擁壁施工完了後、製造会社の説明技術員が国土交通省大臣認定表示票の取付けに必要な要件を確認し、要件を満たしている場合に国土交通省大臣認定表示票を取付けて大臣認定擁壁と認定する。

CP型枠

国土大臣認定「CP型枠型擁壁」をお求めの場合、製品は「CP型枠」としてお問い合わせ下さい。
認定は、株式会社トーホーが受けています。
「CP型枠型擁壁」は、以下の要件を満たすことが必要となります。

  • CP型枠型擁壁「CP型枠擁壁技術資料」を記載の各種材料を使用していること。
  • CP型枠型擁壁「CP型枠擁壁技術資料」記載に基づき施工されていること。
  • 設計・施工前・施工中等各工程にて、製造会社の説明技術員による説明を受け内容について把握が必要となります。
  • 施工打ち合わせ・施工確認要領等の各種確認書類が必要となります。
  • 施工打ち合わせ・施工確認要領等の各種確認書類の完備を確認後、大臣認定表示票の取付けが必要となります。尚、不備がある場合は大臣認定表示の取付けができませんので予めご了承ください。

CP型枠型擁壁の種別

種類は次の2 種類に大別する。
表1 には、土質調査を行わず宅地造成等規制法施行令第7条別表第二(単位体積重量および土圧係数)、第三(摩擦係数)にもとづいて築造するCP型枠型擁壁、表2には土質調査にもとづいた土質定数を用いて築造するCP型枠型擁壁に、それぞれの条件で大別されます。

表1.1 単位体積重量と土圧係数(宅地造成等規制法施行令 別表第二)

土質 単位体積重量(kN/㎥) 土圧係数
砂利又は砂 18.0 0.35
砂質土 17.0 0.40
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 16.0 0.50

表1.2 基礎地盤と摩擦係数(宅地造成等規制法施行令 別表第三)

基礎地盤の土質 摩擦係数 備考
岩、岩屑、砂利、砂 0.50
砂質土 0.40
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 0.30 擁壁の基礎底面が少なくとも15cmまでを砂利又は砂に置換えた場合に限る

表2 土質定数

内部摩擦角
25
30
35

技術指導及び施工管理のフロー(CP型枠擁壁)

CP型枠Ⅲ型擁壁標準断面図

【設計条件】

土圧係数 KA=0.35
土の単位体積重量 γ=18kN/m2
上載荷重 q=10kN/m2
基礎底面摩擦係数 μ=0.5

注意

各種土質条件にて、断面形状及び配筋が違います。各々の標準断面図・築造仕様・施工マニュアル等を用意しておりますので、必ずご請求下さい。

H=950 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.120
普通作業員 0.048
CP型枠基本型 厚さ15cm 9.700
ハンチ用 厚さ15cm -
水抜き用 厚さ15cm 0.300
目地モルタル 1:2.5 0.0032
透水層:栗石砂利 30cm×25cm 0.075
水抜パイプ φ75 m 0.045
フィルター 0.012
鉄筋 SD295A D10 kg 7.742
D13 kg 1.059
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.000
捨コンクリート Fc18 0.048
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.120
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.069
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 -
フーチング型枠 0.300
ハンチ型枠 -

H=1170 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.150
普通作業員 0.060
CP型枠基本型 厚さ15cm 9.600
ハンチ用 厚さ15cm 2.500
水抜き用 厚さ15cm 0.400
目地モルタル 1:2.5 0.0041
透水層:栗石砂利 30cm×25cm 0.135
水抜パイプ φ75 m 0.060
フィルター 0.016
鉄筋 SD295A D10 kg 7.231
D13 kg 7.873
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.100
捨コンクリート Fc18 0.053
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.153
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.086
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.340
ハンチ型枠 0.280

H=1400 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.198
普通作業員 0.079
CP型枠基本型 厚さ18cm 12.100
ハンチ用 厚さ18cm 2.500
水抜き用 厚さ18cm 0.400
目地モルタル 1:2.5 0.0049
透水層:栗石砂利 30cm×65cm 0.195
水抜パイプ φ75 m 0.072
フィルター 0.016
鉄筋 SD295A D10 kg 8.267
D13 kg 8.669
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.250
捨コンクリート Fc18 0.060
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.210
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.135
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.400
ハンチ型枠 0.280

H=1600 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.231
普通作業員 0.092
CP型枠基本型 厚さ18cm 14.500
ハンチ用 厚さ18cm 2.500
水抜き用 厚さ18cm 0.500
目地モルタル 1:2.5 0.0057
透水層:栗石砂利 30cm×85cm 0.255
水抜パイプ φ75 m 0.090
フィルター 0.020
鉄筋 SD295A D10 kg 9.275
D13 kg 9.416
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.350
捨コンクリート Fc18 0.065
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.230
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.158
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.400
ハンチ型枠 0.280

H=1820 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.291
普通作業員 0.117
CP型枠基本型 厚さ21cm 16.900
ハンチ用 厚さ21cm 2.500
水抜き用 厚さ21cm 0.600
目地モルタル 1:2.5 0.00672
透水層:栗石砂利 30cm×125cm 0.351
水抜パイプ φ75 m 0.126
フィルター 0.024
鉄筋 SD295A D10 kg 17.697
D13 kg 27.511
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.500
捨コンクリート Fc18 0.072
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.286
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.217
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.440
ハンチ型枠 0.280

H=2020 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.328
普通作業員 0.131
CP型枠基本型 厚さ18cm 19.400
ハンチ用 厚さ18cm 2.500
水抜き用 厚さ18cm 0.600
目地モルタル 1:2.5 0.0076
透水層:栗石砂利 30cm×125cm 0.375
水抜パイプ φ75 m 0.126
フィルター 0.024
鉄筋 SD295A D10 kg 20.218
D13 kg 31.972
D16 kg -
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.700
捨コンクリート Fc18 0.083
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.330
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.245
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.440
ハンチ型枠 0.280

H=2260 数量表(1m当り)

名 称 摘 要 単 位 数 量
建築ブロック工 0.400
普通作業員 0.160
CP型枠基本型 厚さ24cm 21.800
ハンチ用 厚さ24cm 2.500
水抜き用 厚さ24cm 0.700
目地モルタル 1:2.5 0.0090
透水層:栗石砂利 30cm×145cm 0.435
水抜パイプ φ75 m 0.168
フィルター 0.028
鉄筋 SD295A D10 kg 13.479
D13 kg 34.914
D16 kg 21.001
割栗石地業 クラッシャーラン(t=150mm) 1.850
捨コンクリート Fc18 0.090
基礎コンクリート Fc21,SL15 0.393
前壁コンクリート Fc21,SL18 0.312
ハンチ部コンクリート Fc21,SL18 0.023
フーチング型枠 0.460
ハンチ型枠 0.280

屈曲部配筋一覧表(適用範囲60°〜120°)

H 横主筋(W3) 横主筋(W4) 縦筋(W1・W2)
1400 D10@200 - 一般部と同じ配筋とする
1600
1820 D16・D13@200交互 D13・D10@200交互
2020
2260 D16@200 D13@200

CP型枠擁壁工事の流れ(CP型枠擁壁施工マニュアルより)

宅地造成等規制法施行令第15 条※ の規定に基づく大臣認定「CP型枠擁壁」を施行するにあたって、その品質を確保し工事を円滑にすすめるために付属書「CP型枠擁壁築造仕様書」の内容に基づき、施工者の優れた施工技術とあいまって良好なCP型枠擁壁が築造されるよう、関係業務に携わる技術者及び施工者に対するマニュアルとして作成しています。 CP型枠型擁壁の概略図を図1に示し、その完了写真を写真1に示す。

1.一般事項

1.1 施工計画

CP型枠擁壁の施工にあたっては、その施工手順を十分に把握して、擁壁工に関連する工事を検討し、安全かつ円滑な施工を行えるよう綿密な施工計画を立てるものとする。

1.2 施工管理

CP型枠擁壁の施工にあたっては、築造仕様書の施工打合せ・施工確認要領(様式1~8)に基づいて施工管理を行い、その記録を残すものとする。

1.3 CP型枠擁壁工事の作業の流れ

・地業および基礎工事の作業の流れを図2に示す。
・CP型枠組積工事型枠工事・コンクリート工事ほかの作業の流れを図3に示す

CP型枠擁壁施工手順

1.着工

● 着工にあたりベンチマークの設置。

● 遣方は、擁壁の隅角部、その中間部及び根切り線の交差部などの要所に設ける。

2.地業

根切り

● 機械掘りの場合は、所定の深さ以上に掘り下げないように注意する。
● 床付けは地盤面を荒らさないように注意する。
● 根入れ深さは砂利・砂又は砂質土の場合は35cm以上かつ擁壁高さの15/100以上、シルト・粘土またそれらを多量に含む場合は45cm以上かつ擁壁高さの20/100以上。

地盤面の検査

● 床付け面は設計図書と合致しているか目視等で確認する。
● 地盤の支持力を確認する場合は簡易貫入試験等により行う。

地業

● 地業は岩盤の場合を除き、割粟石地業又は砂利(砕石)及び砂地業とする。
● 締固めは床付け面の条件にあった転圧機で行う。

捨てコンクリート

● 捨てコンクリートの目的は、地業の上の表面を平らにしその上面に墨出しを行い、鉄筋・型枠の組立てを正確に行えるようにするため。
● 捨てコンクリートの強度は13.5N/m㎡以上。

3.鉄筋工事

鉄筋

● 鉄筋は、SD295A以上。

配筋

● 捨てコンクリート表面の墨を基準に鉄筋を組立てる。
● 配筋は、基礎スラブ筋及びハンチ筋はすべてを組立て、前壁(CP型枠)部分は縦筋のみとし、横筋等はCP型枠の組積時に組立てる。
● 鉄筋はコンクリート打込み時に移動しないよう結束線で堅固に結束する。
● かぶり厚:基礎スラブは60mm。スペーサー等でその間隔を保持する。
● 継手・定着長さ:継手長さは主筋40d以上、その他は35d以上。定着長さは主筋35d以上、その他は25d以上。

4.型枠工事

仮枠

● 仮枠は、コンクリートの打込み時に移動したり、コンクリートが漏れ出さないよう組立てる。

5.基礎コンクリート打込み

コンクリート打ち

● コンクリートの設計基準強度は21N/m㎡。
● その他の品質粗骨材の最大寸法は25mm。スランプは15cm標準。水セメント比60%以下。空気量4.5%±1.5。
● 打込みは鉄筋を移動させないよう、ジャンカ、未充填が生じないよう十分に締固める。

受入れ時のコンクリートの検査の一例

● スランプ試験。
● 空気量試験。
● 28日圧縮強度試験用供試体の採取。

基礎スラブの完了

● 基礎スラブ上面にCP型枠の組積に必要な墨出しを行う。

6.CP型枠組積工事

CP型枠の品質

● CP型枠の圧縮強さは25N/m㎡以上。

CP型枠の納入・貯蔵

● CP型枠は、パレットに載せられ現場に納入。
● CP型枠は形状寸法などにより区分し貯蔵する。

CP型枠の加工

● 切断などの加工は丁寧に行い、使用上有害な欠け、ひび割れの生じたものは使わない。

縦遣方・CP型枠の組積

● 縦遣方はCP型枠を所定の位置に正しく組積でき、また作業中に移動しないよう正確に設置する。
● 根付け部分はコンクリートの不陸を調べ、大きな不陸はあらかじめモルタルやコンクリートで調整を行う。
● 5段以上の1段目はハンチ用CP型枠を組積する。
● 1日の積み高さは8段までとする。
● 降雨・強風などで組積された壁体に悪影響が生じる恐れがある場合は作業を中止し、養生をする。

目地モルタル

● 目地モルタルは普通ポルトランドセメント使用。
● 目地モルタルの28日強度は24N/m㎡以上。
● 細骨材の最大粒径は2.5mm。
● 標準調合は1:2モルタルとし、保水剤は用いてよい。
● 目地モルタルの練置き時間は60分以下。
● 目地モルタルは硬化前に目地摺りを行う。
● 落下モルタルはまだ固まらないうちに除去する。

配筋

● 横筋は各段の積み上げとともに配筋する。
● かぶり厚さは前面側シェル厚さを除き3cm。背面側はシェル厚さを除き4cm。

掃除

● ハンチ部分の仮枠を組立てる前には必ず落下モルタル及びゴミなどを取除き、水洗いを行う。

仮枠

● 仮枠個所はハンチ部・屈曲部・前壁端部。
● 仮枠はコンクリートの打込み時に移動したりコンクリートが漏れ出さないように組立てる。
● 仮枠の取付けは、目地モルタルの硬化を確認した後に行う。

7.前壁のコンクリート打込み

コンクリート打ち

● コンクリートの品質は、基礎コンクリートにならうが、粗骨材の最大粒径は20mm、スランプは18cmが標準。
● コンクリートは全体が均一な高さを保つよう水平に打込む。(1回の打込む高さは1m程度)
● 締固めはバイブレーターなどを用い、CP型枠1ヶに付き1箇所あてとし、ウェブ・鉄筋に接しないように注意する。

8.養生

養生

● 打込み後のコンクリートの急激な乾燥、冬季の凍結などによる悪影響を防ぐため十分な養生を行う。

9.型枠の解体・確認検査

解体

● 仮枠の解体は打込まれたコンクリートが5N/m㎡の強度が発生した後に行う。

確認・検査

● 型枠解体後、目視により豆板・ひび割れの目視検査。必要に応じ打診検査を行う。

10.透水層

透水層等

● 透水層は前壁頂部から30~50cm下がった位置からハンチ上部付近までの間とし、砕石裏込め又は透水シートを使用する。
● 水抜きパイプはφ75の塩ビ管などを用い擁壁見付面3㎡につき1箇所設置する。
● 水抜きパイプの透水層側にはフィルターを取付ける。

11.伸縮目地

伸縮目地の位置

● 伸縮目地の間隔は20m以下。
● 地盤の変化する箇所、材料工法の変わる箇所、擁壁の高さが大きく変わる箇所。
● 屈曲部周辺の1方向の1箇所。

12.埋戻し

埋戻しの時期

● 埋戻しは、前壁に打込まれたコンクリートが告示110号の規定する期間を過ぎた後に行う。
● 埋戻し土は良質の発生土又は砂質土。
● 締固めはまきだし厚さ30cm程度とし、ランマーなどで締め固めながら埋戻す。
● 沈下を想定した余盛りは30cm以下。

完成

● 地均しは地表面不陸を修正し、良質土をまきかけ歩行に支障のない程度に締固める。

13.屈曲部の補強・その他

屈曲部の構造

● 屈曲部は隅角をはさむ2等辺3角形の部分を1辺を50cmの長さとしコンクリートで補強する。
● 補強する擁壁の角度は60°~120°の範囲。
● 補強を要する擁壁の高さは1.40mを超えるもの。
● 前壁部分はハンチ用CP型枠を用い、背面側は型枠を用いて組立てる。

笠木

● 笠木はモルタル笠木又は既製品(コンクリートブロックなど)の笠木等が有ります。

ソルフィス施工方法・注意事項

ブロック塀の設計関係法令に準拠して設計・施工します。

01取扱い注意(その1)

表面の石は目地モルタルを隠すように基材のコンクリートブロックより大きめの寸法となっていますから、運搬や施工時に欠けやはがれがないように丁寧に扱ってください。

02縦目地の施工方法

縦目地は、充填目地工法となっています。空洞部のモルタルを充填するのと同時に内部から目地を形成します。空洞部および縦目地部には、モルタルを隙間無く充填してください。なお、1/2コーナー型の縦目地は充填モルタルと同時に打込んでください。

03横目地の施工方法

● ソルフィス(基本横筋兼用型)

横筋空洞部のモルタル充填と同時に、横目地モルタルを打ち込みます。モルタルの量は、一段の積み高さ200ミリとなるように余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとって、微調整してください。石材で目地モルタルが隠れますので、目地きりは不要です。
このとき、余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとらずに上下の石材同士がぶつかってしまうと、自重で石材の剥がれの原因となりますので注意してください。また、モルタルが軟らかすぎると表面の石材の継ぎ目からはみ出してしまいます。
適度な水分量で調整してください。

04取扱い注意(その2)

上に積むブロックをハンマー等でたたきながら、モルタルの余盛りを沈ませて、積み高さを微調整します。このとき、ハンマー等でたたく位置は、基材のコンクリートブロック部分としてください。表面の石材(セラミック)はたたかないでください。石材(セラミック)が欠けてしまう恐れがあります。ゴムハンマー等を使うのも良いでしょう。

05笠木の設置

笠木の裏面には落下防止のための溝が3本入っています。ここにも充てんモルタルを埋め込んでください。笠木の縦目地は、落下防止のために10mmのモルタルを塗布します。セラフィス笠木の縦目地は1mmボンド接着としてください。また、接着力を強めるため樹脂モルタルの使用や、石材が接する部分のボンド接着剤を推奨します。

06吸水防止処理

必ず施工後に吸水防止処理を行ってください。また、半年から一年に一度程度の定期的なメンテナンスを推奨します。

07剥離したときの対応

もしも剥離してしまったら、石材またはセラミックを貼り直して補修します。剥離しないよう、下地の異物を除去して清掃したのち、石材またはセラミックの裏面にボンドを全面塗布して貼ってください。
コンクリートブロック表面の素材が、欠けたり剥がれたりすることがあります。丁寧にお取り扱いいただくとともに、剥がれの危険がみられたらすぐに落下防止策を施してください。

レンガ積参考施工図

花壇・植込み

門柱/1枚積

門柱/角型

花壇・植込み歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.759㎥
埋戻 0.662㎥
残土処理 0.097㎥
クラッシャーラン 0.04㎥
捨コンクリート 0.02㎥
型枠 0.60㎡
コンクリート 0.06㎥
鉄筋D-10 3.03㎏
目地モルタル(1:3) 0.01㎥
レンガ 36.37個
ブロック工 0.91人
普通作業員 0.27人

塀歩掛表(1m当り)

名称 数量(ブリック) 数量(レンガ)
根切り 0.377㎥ 0.382㎥
埋戻 0.114㎥ 0.115㎥
残土処理 0.263㎥ 0.267㎥
クラッシャーラン 0.071㎥ 0.072㎥
捨コンクリート 0.022㎥ 0.022㎥
型枠 0.90㎡ 0.90㎡
コンクリート 0.185㎥ 0.189㎥
鉄筋D-10 12.98㎏ 12.98㎏
充填コンクリート 0.117㎥ 0.127㎥
目地モルタル(1:3) 0.033㎥ 0.033㎥
レンガ 167個 159個
ブロック工 1.125人 1.125人
普通作業員 0.375人 0.375人

門柱/1枚積歩掛表(1m当り)

名称 数量(ブリック) 数量(レンガ)
根切り 0.254㎥ 0.259㎥
埋戻 0.080㎥ 0.084㎥
残土処理 0.174㎥ 0.175㎥
クラッシャーラン 0.054㎥ 0.055㎥
捨コンクリート 0.014㎥ 0.014㎥
型枠 0.70㎡ 0.70㎡
コンクリート 0.106㎥ 0.106㎥
鉄筋D-10 3.40㎏ 3.40㎏
目地モルタル(1:3) 0.05㎥ 0.05㎥
レンガ 158個 153個
ブロック工 1.15人 1.15人
普通作業員 0.38人 0.38人

門柱/角型歩掛表(1m当り)

名称 数量
根切り 0.607㎥
埋戻 0.363㎥
残土処理 0.244㎥
クラッシャーラン 0.076㎥
捨コンクリート 0.023㎥
型枠 1.130
コンクリート 0.241㎥
鉄筋D-10 18.62
充填モルタル(1:3) 0.478㎥
目地モルタル(1:3) 0.046㎥
オーストラル煉瓦 96個
オーストラル煉瓦笠 12個
ブロック工 0.810人
普通作業員 0.270人

石材のメンテナンス

クリアコート施工方法

01予備テスト

・サンプル板等で下記方法にしたがって塗布し色調等の確認を行って下さい。

・塗布施工が可能かどうか石材の状態確認をしておいて下さい。

02前処理

イシクリーンシリーズ洗浄剤で石材の汚れを除去します。

03乾燥

石材を十分に乾燥させて下さい。(モルタル目地の場合は、目地の乾きが目安となります)

04塗布

原液をきれいな刷毛、ウエス等で均一に塗布して下さい。

標準塗布量を参照し、2回に分けて塗布しますので、塗布量の半量を目安にして下さい。

クリアコー卜の施工にあたって

1.下記の場合での施工は、避けて下さい。

①天候−特に外部での施工−

a. 雨天時での施工
施工前/施工中/施工後に過剰な湿気や水がかかると、ムラになりますので雨天時には施工しないで下さい。乾燥養生の間にも雨があたらないよう、施工後の天候にも気をつけて下さい。

b. 暑い時期/気温25℃以上での施工
寒い時期/気温5℃以下での施工
石材が熱いと乾燥が早すぎ、冷たいと保護剤の浸透が悪く、いずれも深い浸透層を形成しないため本来の効果が望めなくなります。
※ 気温が高くても日陰などで石材自体の表面温度が低ければ施工可能ですが十分に注意して下さい。

②石材の状態

a. 濡れている状態/湿気の多い状態

b. 石材下部から水が染み上がっている状態−斑点状

c. 目地周辺に水やコーキング材の油分シミがある場合

d.ワックスが塗布されている、またはされたことがある石材特にバーナー等の凹凸仕上げ面では、石材の空隙に浸透したワックスを完全に除去することが難しいため。⇒いずれの場合も保護剤の均一な浸透が妨げられるため、吸水防止効果にムラが生じます。

2.裏面/側面処理として使用しないで下さい。

セメントモルタルやコーキング材との接着力を落とします。裏面、側面処理をしたい場合は当社まで御連絡下さい。

3.前処理を行って下さい。

a. 保護剤を塗布する前に必ず洗浄を行って下さい。汚れた状態で塗布施工を行なうとそのままの状態で残り、後で除去が難しくなります。

b. 洗剤によっては、石材を痛めてしまったり(白くしたり)シミになったり広げたりというケースがありますので、イシクリーンシリーズの洗浄剤を使用して下さい。

4.凹凸仕上げ面の注意。

一部の黒、赤御影石、または中国石は『クリアコート』『BM ストーンコート』でも濃色になるものがあり、その場合は拭取りが必要です。色調に問題が生じないか、必ず事前にテストをおこない、確認をして下さい。

5.安全な取扱いについての詳細は安全データシート(SDS)を御参照下さい。

有機溶剤を含んでおりますので、使用にあたっては換気をよくし、火気厳禁で作業して下さい。

外装材の施工方法

外装材の安全上の注意

●製品と下地の接着強度は、直接的又は間接的に人体に危険を及ぼさないために、0.6N/㎟(材料破壊)以上としてください。

●湿式工法(樹脂モルタル)のみによる施工の場合は、壁面の高さ1.6mまでとしてください。樹脂モルタルはカチオンタイトF(製造元: ヤブ原産業株式会社)を推奨いたします。

●必ず改良圧着張りで行い、下からの積上げ方式で施工してください。

●施工する下地はコンクリート下地又はブロック下地としてください。

●コンクリート打継部(水平方向)、大壁(垂直方向)、ひび割れ誘発目地の設置箇所、その他躰体の挙動が大きくなる場所等の壁面には伸縮目地を設置ください。

●水の浸入を防ぐために施工後必ず吸水防止剤を塗布してください。剥離や凍害の原因となる場合があります。

●寒冷地で凍害の恐れがある場所でのご使用はひび等が入る恐れがありますのでご注意ください。クレーム等に関してお受け致しかねる場合があります。

インターロッキングブロック設計施工要領

各種舗装材の標準路盤構造例

普通インターロッキングブロック

歩行者系道路

最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路

乗用車主体の駐車場

透水性インターロッキングブロック

歩行者系道路

最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路

乗用車主体の駐車場

50〜80mm厚ペイパー・レンガ・シーブル等

歩行者系道路

注)透水性舗装では、路床土品質や透水処理条件により路盤構造が変わります。ここでは路床土が砂質系で、水を路床下へ浸透させる場合、あるいは集水管・放流孔で排水する場合を記載してあります。条件に適合した検討必要です。

◦フィルター層の代わりに透水シート(ぺイブメイ卜)を使用することができます。

◦この路盤構造例は、材料特性なども考慮しております。また、これらは標準的な構造の例であり、適宜、検討が必要な場合があります。

◦この路盤構造例は、設計CBRが3以上の路床上に用いることを原則としています。

◦寒冷地など凍害のおそれがある場合には、路面の一部を、凍上抑制層(川砂、切込砂利など材質の良いもの)に置き換える必があります。

※ 最大粒径4.75mm以下で75μmふるい通過量5%以下のシル卜や泥分が少なく、ごみ、小石などを含まない砂。

●標準施工

視覚障害者誘導用ブロック設置例

●継続的直線歩行を案内する場合

●信号柱等の構造物がある場合

●バス停部

●取付道路部

●交差点部

線状ブロックで横断歩道の歩行方向及び横断歩道の中心部を案内する。

ブラッドストーンウォーリング施工ガイド

01基礎

ウォーリング材は、水平な基礎の上に施工してください。基礎の深さはウォールの仕上がり高さの1/3~1/4です。幅は厚みの2倍程度とりますが、施工される土壌の硬さ、状態などに応じて調節してください。

02目地用モルタル

目地用モルタルは、セメント1:砂3の割合で混ぜたモルタルを使用します。

03ウォーリング用接着剤

ブラッドストーンのマドック・ウォーリングとミルデイルウォーリングには、モルタルを使った施工もできますが、ブラッドストーンのウォーリング用接着剤をおすすめします。
ウォーリング用接着剤を使用して、最もよい仕上がりにするには、ブロックに接着剤をコテで塗ることです。その後、波型の付いたヘラで接着剤を溝をつけるようにブロックの表面に延ばしていきます。接着剤を塗り過ぎないように注意してください。また、ブロックの表面部分に汚れがつかないように少なくとも20mmはブロックの表面になる部分の端から離して塗ってください。接着剤がブロックの表面に付着した場合は、濡れたスポンジですぐに取り除いてください。

04ブロックの切断

ウォーリング材は、たがねとハンマーで切断できます。ブロック切断箇所全体に連続して軽く溝を入れ、最後に強くたたいて切断してください。
または、石工用のディスクグラインダーでも切断できます。

ブラッドストーンペービング

01地面を整える

ペービングを敷く場所の表土を取り除きます。大きな負担がかかる場所には、基礎が必要で、下層土をいくらか掘る必要があります。

02ペービングの基礎

【負荷が小さい場所】固めた下層土の上に、固めた砂を25mmの厚さに敷いてください。

【負荷が中位の場所】固めた下層土の上に、セメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。

【負荷が大きい場所】固めた下層土の上に、コンクリートを100~150mmの厚さに敷き、その上にセメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。

03排水

水がたまっていたり、基礎が常に湿っていると、染みができる原因になりますので、雨水が流れるように、パティオは必ず傾斜をつけて施工してください。家屋から離れるほど低くなるように1mおきに25mmの傾斜をつけますが、もう少しゆるやかな1mおきに10mmの傾斜でもかまいません。目で見て気づかない程度の傾斜ですが、排水効果は十分です。排水が特に問題になるような場合では、特別な傾斜をつけてください。

04ペービングの保管

表面に傷がつかないように、ペービングは常に立て置きにしてください。

05ペービングを敷く

よく練り混ぜたモルタルを5ヶ所の点上にたっぷり置き、その上に平板を敷いてください。上から押さえれば、モルタルが平板広がります。この“点”方式は、正確に仕上げられ、簡単に平板を敷くこともできます。
施工後、1~2日間は上を歩かないようにしてください。

06切断

ペービングは、ディスクグラインダーでも、たがねとハンマーでも切断していただけます。この作業は、平らな広い場所で行ってください。ペービングの切断箇所には鉛筆で印を付けてください。たがねは素早く、確実に叩いてください。必要があれば、何度か繰り返し叩きます。それから厚さ5mmぐらいの薄い木片を下に置き、ハンマーで何度か叩けば、ペービングをきれいに切断できます。

07凍結防止剤

ブラッドストーンのペービング上には、凍結防止剤や強い酸は使用しないでください。

参考施工断面図

れんが積み階段の例

公園・歩行者系道路

自然石平板参考施工

一般舗道部・アプローチ部

  • 土を掘りおこし、砕石を100mm厚で充分転圧します。
  • 砕石の上にモルタルを50mm程度の厚さで敷きその上に張付けモルタルで自然石を敷設します。
  • 自然石の目地部分に目地材を詰めていきます。

普通駐車場部

  • 土を掘りおこし、砕石を150mm厚で充分転圧します。
  • 砕石の上にコンクリートを100mm厚で打ち込みます。
  • ワイヤーメッシユをコンクリートの中に敷設します。
  • コンクリート下地の上にモルタルを50mm程度の厚みで敷き、その上に張付けモルタルで自然石を敷設します。
  • 自然石の目地部分に目地材を詰めていきます。

自然石注意事項

ソルンホーフェン・パラストーン・ナチュラルストーン

  • 自然石のため、色合い、模様、厚み、大きさにばらつきがあります。
  • 施工前には仮置きし、大きさ、色のバランスをご確認ください。
  • 施工目地幅や施工方法による材料ロスを見込んでの数量としてください。
  • 目地幅は洋風張りの30~40mmを標準としておりますので、和風張りの場合は使用量が20~30%増えます。
  • 施工後、経年変化による変色、退色がありますので、ご注意ください。

その他資材施工方法

ザバーン®(防草シート)

施工方法

  • 施工する場所の雑草をある程度取り除きます。

  • シートが地表に密着するように、ある程度整地します。

  • 止めピンを1㎡に4本あたりの換算でシートを固定します。

  • 必要によりザバーン専用ボンドでキワ部分を接着します。

  • 施工完了

  • ザバーンⓇは抜群な透水性があり大雨でも道路側へ水が流れる心配がありません。

  • 施工用途

    ・道路予定地・中央分離帯・法面・グリーンベルト・発電所、変電所・高架ベット栽培・法面植栽帯・公園・ウッドデッキ下・庭園・インターロッキング・高架下

試験項目 坪量
(g/㎡)
厚さ
(㎜)
浸水係数
(cm/秒)
引張強度(N/5cm)
MD/XD
引張伸度(%)
MD/XD
引裂強度(N)
MD/XD
破裂強度
(KPa/㎠)
ザバーン136グリーン 136 0.4 4.65×10-2 488/449 43.1/49.2 87.2 1303
ザバーン240グリーン 240 0.64 5.01×10-2 732/784 42.5/46.5 135.2 2107
ザバーン350グリーン 350 0.8 1.02×10-2 941/1190 54/65 241/113 2500以上

BERA® グラベル フィックス プロ(砂利地盤安定材)

標準施工断面図

(車両乗り入れの場合の図面)

  • 仕上用砂利(8~16mm)
    ※グラベルフィックスプロの上面から15mm程度
  • 砂利(3~6mm)
  • 敷き砂(40~60mm厚)
  • 路盤:砕石(200~250mm厚)
    ※クラッシャーランC40等を使用

施工方法

  • 路盤改修

    路盤改修は気候条件や想定される荷重等によって異なります。
    ※現場に合わせた路盤改修をして下さい。

  • 転圧・整地面の管理

    砂をしっかりと転圧して下地作りを行います。転圧後、整地面の不陸を除去して下さい。

  • シートの接合と敷設

    グラベルフィックスプロシートの両サイドの均一にはみ出している不織布を重ねながら接合・敷設して下さい。敷設安定性の確保と 雑草抑制効果を上げる為に重要です。

  • 切り取り

    切り取りが必要な部分は、鋸を使用してカットして下さい。その際は出来る限り隙間を作らないように注意して下さい。

  • 砕石充填

    3~16mm径の大きさの1種類、もしくは2種類の砕石を充填して下さい。

  • 仕上げ

    レーキを使用して丁寧に充填して下さい。不陸が無ければ無い程、施工後の落ち葉やゴミの掃除が軽減されます。シートを見えないようにする際は、さらに砕石を敷設して下さい。

※施工要領書、施工DVDを用意しております。

グラスフィックス eco+

コンクリートブロック塀の施工と使用に関する注意

  • 塀の施工に関しては、日本建築学会編「建築工事標準仕様書JASS7 メーソンリー工事」1節(コンクリートブロック工事)および日本建築学会編「壁構造配筋指針」によります。
  • 施工管理については、建築施工管理技士、又はブロック建築技能士、ブロック工事士などが指導する施工業者に依頼してください。
  • 基礎工事における根切りに際しては、周辺地盤を乱さないように掘削幅を最小限とし、埋戻しは良質の土より十分突き固めます。
  • 笠置の施工については積み上げたブロックの天端に、モルタルを十分付着させ、その上に笠置を定着させ、完成時にはしっかり固定されていることに留意してください。
  • 塀や笠置に登ったり、手や足などを掛けたりすると危険ですので注意してください。
  • 塀や門柱、花壇、土留用の製品は、製品本来の使用目的・仕様以外での使用になると危険ですので注意してください。

スプリット化粧面について

  • 自然の岩肌のような美しい肌合いのデザインを追求する為、凸凹になるようにしております。
    積んだ時に、自然の岩肌風ラフ感が出るようにしております。なお、吸水防止加工を施してあり、耐候性、耐久性に効果があります。

目地仕上げについて

  • 当社の化粧ブロックはスプリット仕上げですので、積んだ時に自然石のナチュラル感を出すために、縦目地は突き合わせ施工としております。
    縦目地にモルタルがいらない作業効率の良い施工方法のため、若干のすき間が生じることがありますが、すき間が気になるようでしたら目地詰めを行ってください。

色幅について

  • 熊本の自然が育んだ素材と自然の顔料を使用することにより、アースカラーになっております。
    セメント製品の製造上の問題点として、製品の色に関して若干の色幅が出ますのでご了承ください。
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