Execution
ブロック施工
ブロック割付け図
化粧ブロック
化粧ブロックの入隅部収まり図
ブロック塀参考施工図「壁構造関係設計規準・同解説」による
化粧ブロック
歩掛表(1m当り)
名称 | 数量 |
根切り | 0.660㎥ |
埋戻 | 0.442㎥ |
残土処理 | 0.218㎥ |
クラッシャーラン | 0.065㎥ |
捨コンクリート | 0.033㎥ |
型枠 | 0.900㎡ |
コンクリート | 0.128㎥ |
鉄筋D-10 | 5.18㎏ |
鉄筋D-13 | 1.99㎏ |
モルタル(1:3) | 0.021㎥ |
ブロック | 15個 |
ボーダー(笠置) | 2.5個 |
ブロック工 | 0.25人 |
普通作業員 | 0.15人 |
ブロック土留参考施工図
化粧ブロック
歩掛表(1m当り)
名称 | 数量 |
根切り | 0.950㎥ |
埋戻 | 0.841㎥ |
残土処理 | 0.109㎥ |
クラッシャーラン | 0.065㎥ |
捨コンクリート | 0.033㎥ |
型枠 | 0.400㎡ |
コンクリート | 0.089㎥ |
鉄筋D-10 | 2.240㎏ |
鉄筋D-13 | 4.234㎏ |
モルタル(1:3) | 0.024㎥ |
ブロック | 7.5個 |
ブロック工 | 0.085人 |
普通作業員 | 0.030人 |
水抜パイプ | 0.2本 |
透水マット | 0.2枚 |
ネクスト型枠施工図
意匠ブロック(HOLLOW・SCLEEN)
透かしブロックを使用した塀は、地震時に透かしブロックよりひび割れが発生し破壊した例が多く、塀の構造上の弱点となっている。透かしブロックは縦・横筋が挿入できないもの、また挿入したとしても鉄筋に対するコンクリートまたはモルタルのかぶり厚さが十分に確保できないために鉄筋に錆が生じ、危険な構造となっているものが多い。したがって、透かしブロックの左右に縦筋を挿入可能な形状のものを使用する。
透かしブロックは、耐力上の欠陥となるため、2個以上連続して左右・上下・斜めに、また最上段・最下段・塀の端部に配置しないようにする(解説図1)。
なお、現在透かしブロックは、デザイン上多種類のものが生産されており、なかには強度上問題のあるものも見られるので、使用する場合は圧縮強度などを確かめることが必要である。
かさ木ブロック(SEDGE-HAT)
地震時にかさ木ブロックの落下する被害例が非常に多く、特に空洞ブロック用のかさ木が目立っている。通常の施工では、壁体との付着性能が低下し、古いものほど動いたり、剥離しているものが見受けられる。化粧ブロック用のかさ木ブロックは、一般に大きくて相当の重量があり、落下した場合は危険である。
かさ木ブロックは、横筋の挿入できないものが使用されており、目地モルタルの付着強度に依存しているものが大半である。かさ木ブロック内に壁頂横筋が挿入でき、かつ縦筋を面内に90°折り曲げて空洞部内に定着できる形状のものを使用する(解説図2)。
解説図1 透かしブロック
解説図2 かさ木ブロック
ブロック割付け図
H:1,250タイプ(反T型・L型)GLより高さ800、基礎より5段積み
ネクストの高さによる使用種類及び充てんコンクリート量
G・Lよりの高さ(mm | 種類 | 1㎡当りの充てんコンクリート量 |
800以下 | ネクスト15 | 0.09㎥ |
ネクスト型枠のその他の用途
塀 … 控え壁を必要としない塀
建築物(住宅等)… 日本建築学会の第一種型枠コンクリート造と同等扱い
歩掛表(1m当り)
名称 | 数量 |
根切り | 2.120㎥ |
埋戻 | 1.803㎥ |
残土処理 | 0.317㎥ |
栗石地業 | 0.153㎥ |
捨コンクリート | 0.049㎥ |
基礎コンクリート | 0.123㎥ |
基礎型枠 | 0.300㎡ |
ハンチ部型枠 | 0.300㎡ |
基本型 | 10.334個 |
ハンチ(基本型) | 2.5個 |
組積工 | 0.16人 |
目地モルタル(1:2) | 0.005㎥ |
充填コンクリート | 0.112㎥ |
鉄筋D10 | 7.196 |
鉄筋D13 | 6.602 |
裏込栗石 | 0.195㎥ |
水抜パイプVP75 | 0.334本 |
水抜フィルター | 0.334本 |
天端モルタル | 0.006㎥ |
CP型枠Ⅲ型擁壁標準施工マニュアル
CP型枠型擁壁国土交通省大臣認定に関する留意点
CP型枠
国土大臣認定「CP型枠型擁壁」をお求めの場合、製品は「CP型枠」としてお問い合わせ下さい。
認定は、株式会社トーホーが受けています。
「CP型枠型擁壁」は、以下の要件を満たすことが必要となります。
CP型枠擁壁施工時のお願い。(築造主様、設計者様、施工業者様へ)
CP型枠型擁壁の種別
種類は次の2 種類に大別する。
表1 には、土質調査を行わず宅地造成等規制法施行令第7条別表第二(単位体積重量および土圧係数)、第三(摩擦係数)にもとづいて築造するCP型枠型擁壁、表2には土質調査にもとづいた土質定数を用いて築造するCP型枠型擁壁に、それぞれの条件で大別されます。
表1.1 単位体積重量と土圧係数(宅地造成等規制法施行令 別表第二)
土質 | 単位体積重量(kN/㎥) | 土圧係数 |
砂利又は砂 | 18.0 | 0.35 |
砂質土 | 17.0 | 0.40 |
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 | 16.0 | 0.50 |
表1.2 基礎地盤と摩擦係数(宅地造成等規制法施行令 別表第三)
基礎地盤の土質 | 摩擦係数 | 備考 |
岩、岩屑、砂利、砂 | 0.50 | |
砂質土 | 0.40 | |
シルト、粘土、又はそれらを大量に含む土 | 0.30 | 擁壁の基礎底面が少なくとも15cmまでを砂利又は砂に置換えた場合に限る |
表2 土質定数
内部摩擦角 |
25 |
30 |
35 |
CP型枠Ⅲ型擁壁標準施工図 400シリーズ
宅地造成等規制法施行令第15条※に基づく国土交通大臣認定擁壁
国関整住整第498号(平成15年3月27日)
※宅地造成等規制法施行令(平成18年9月30日施行)改正により第14条となる。
CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.35 | γ = 18kN/㎥ |
B = 900mm | st = 170mm | μ = 0.50 | qa = 65kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.165 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.053 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.153 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.268 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 15.855 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 15.100 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.40 | γ = 17kN/㎥ |
B = 1,150mm | st = 170mm | μ = 0.40 | qa = 55kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.203 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.065 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.196 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.311 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 16.876 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 16.072 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁(L型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.50 | γ = 16kN/㎥ |
B = 1,950mm | st = 170mm | μ = 0.30 | qa = 40kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.323 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.105 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.332 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.447 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 21.994 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 20.946 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.35 | γ = 18kN/㎥ |
B = 1,000mm | st = 170mm | μ = 0.50 | qa = 45kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.180 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.058 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.170 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.285 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 17.803 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 16.955 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.40 | γ = 17kN/㎥ |
B = 1,300mm | st = 170mm | μ = 0.40 | qa = 40kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.225 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.073 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.221 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.336 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 19.645 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 18.709 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁(逆T型)
【設計条件】本図に地業及び透水層を除く
H = 1,170mm | wt = 150mm | KA = 0.50 | γ = 16kN/㎥ |
B = 2,100mm | st = 170mm | μ = 0.30 | qa = 35kN/㎡ |
H = 擁壁総高さ:wt = 前壁厚さ:KA = 土圧係数:γ = 土の単位体積重量:B = 基礎幅:st = 基礎厚さ:μ = 摩擦係数:qa = 支持力
積算数量(1m当り)
名 称 | 摘 要 | 単 位 | 数 量 |
栗石地業 | 材工共 | ㎥ | 0.345 |
捨コンクリート | FC13.5・SL15・材工共 | ㎥ | 0.113 |
基礎コンクリート | Fc21・SL15 | ㎥ | 0.357 |
前壁コンクリート | Fc21・SL18 | ㎥ | 0.115 |
コンクリート打ち手間 | 人力打設 | ㎥ | 0.472 |
基礎型枠 | 幅 17cm・材工共 | ㎡ | 0.34 |
ハンチ型枠 | 幅 30cm・材工共 | ㎡ | 0.3 |
CP型枠 | 厚 15cm | 個 | 12.5 |
目地モルタル工 | 1:2・材工共 | ㎥ | 0.005 |
CP型枠積み手間 | ブロック工 | 人 | 0.14 |
CP型枠積み手間 | 普通作業員 | 人 | 0.09 |
鉄筋 SD295A | D10~D13 | kg | 24.763 |
同上加工組立 | D10~D13 | kg | 23.583 |
足場組立工 | 高さ 4m 未満 | ㎡ | 1.17 |
水抜きパイプ | φ 75・フィルター付 | 箇所 | 0.3 |
※土工事・墨出・片付清掃・仮設材等運搬・諸経費は含まない。
※モルタル笠木を設ける場合
※透水層
CP型枠Ⅲ型擁壁築造仕様書
屈曲部の構造
屈曲部は、その擁壁の高さに応じて鉄筋量を配置する
補強を要する屈曲部の角度は、60°~120°の範囲とする
配筋要領図(平面)
補強鉄筋量
擁壁全高(mm) | 横主筋1(W3) | 横主筋2(W4) | 縦筋(W1.W2) |
1,400 | D10@200 | 一般部位と同配筋量とする | |
1,600 | |||
1,820 | D16・13@200交互 | D13・10@200交互 | |
2,020 | |||
2,260 | D16@200 | D13@200 | |
2,460 | |||
2,700 | D19・16@200交互 | D16・13@200交互 | |
2,900 |
CP型枠
1.現場説明
2.遣方の設置
3.根切り
4.地業工事
● 栗石地業
割栗石または玉石は一層張りとし、厚さ15cmになるようにする。締め固めは床付け面の条件に合った転圧機で行う。
● 捨コンクリート地業
捨コンクリートは4週圧縮強度13.5N/㎟以上、スランプは15cmとする。
5.基礎工事
● 墨出し
鉄筋の配置位置などを墨出しする。
● 鉄筋配置
構造図に基づき行う。鉄筋はSD295A以上とし、鉄筋のかぶり厚さは60mm以上とする。
● 型枠(せき板)設置
位置、形状および寸法に正しく加工し、型枠の継目は堅固に組み立てる。
● ハンチ部型枠取付け用金具設置
金具の取付け。
● コンクリート打ち込み
基礎コンクリートは4週圧縮強度21N /㎟以上、粗骨材25mm以下、スランプは15cmを基準とする。養生は暑中時3日以上、寒中時は7日以上とする。
6.組積工事
● 墨出し
前壁位置線およびCP型枠の割付けをする。
● 縦遣方
足場、型枠などに連結させないで設ける。
● CP型枠ブロック積み
ハンチ用ブロックを積み、Pドーナッツを指定の位置に設置しながら積み上げる。
● 水抜きパイプ取付け
パイプは内径φ75mm以上の塩ビ管などとする。3㎡当り1箇所以上設置する。
7.前壁コンクリート打ち込み
● 打ち込み部清掃
ハンチ内部清掃後、清水で洗い流す。
● ハンチ部型枠取付け
型枠の取付け。
● コンクリート打ち込み
前壁(充填)コンクリートは4週圧縮強度21N/㎟以上、粗骨材20mm以下、スランプは18cmを標準とする。1回の打ち込み高さは、1m以内とし、水平廻し打ちとする。突き棒で40~60cm間隔で締め固めを行う。
● 養生
暑中時は3日以上、寒中時は7日以上とする。
● 型枠の取外し
打ち込まれたコンクリートが5N/㎟の強度を発生した後、ハンチ部他を取外す。
● モルタル笠木の施工
コンクリートまたはモルタルで厚み3~4cmの笠木を設ける。
8.埋戻し
● 透水層を設ける
砂利、砕石などの透水層を厚さ30cm以上とし、全面透水層とする。また、水抜き穴部分には水抜きフィルター(200×200×10mm以上)を設ける。
● 埋戻し
砂質土または良土とする。締め固めはまき出し厚さ30cm程度とし、ローラー、ランマーなどで締固めながら埋戻す。
9.工事完了
※その他の特記事項
○伸縮目地/擁壁長さ20m以内ごとに1箇所の伸縮目地を設けるまた屈曲部周辺にも1方向に1箇所の伸縮目地を設ける。
○擁壁屈曲部の施工/屈曲部は構造図に基づき行う。
※ご注意 施工にあたっては設計図書に基づき、認定内容を厳守してください。
※設計図書 「構造図、築造仕様書など」を用意していますのでご請求ください。
ソルフィス/セラフィス施工方法・注意事項
ブロック塀の設計関係法令に準拠して設計・施工します。
01取扱い注意(その1)
表面の石またはセラミックは目地モルタルを隠すように基材のコンクリートブロックより大きめの寸法となっていますから、運搬や施工時に欠けやはがれがないように丁寧に扱ってください。
02縦目地の施工方法
● セラフィス
縦目地は、充填目地工法となっています。空洞部のモルタルを充填するのと同時に内部から目地を形成します。空洞部および縦目地部には、モルタルを隙間無く充填してください。
なお、1/2 コーナー型の縦目地は充填モルタルと同時に打込んで下さい。
03横目地の施工方法
● ソルフィス(基本横筋兼用型)
横筋空洞部のモルタル充填と同時に、横目地モルタルを打ち込みます。モルタルの量は、一段の積み高さ200 ミリとなるように余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとって、微調整してください。石材で目地モルタルが隠れますので、目地きりは不要です。
このとき、余盛り厚さ(石材上面より1ミリ程度)をとらずに上下の石材同士がぶつかってしまうと、自重で石材の剥がれの原因となりますので注意してください。また、モルタルが軟らかすぎると表面の石材の継ぎ目からはみ出してしまいます。
適度な水分量で調整してください。
● セラフィス(基本横筋兼用型)
同様に、横筋空洞部のモルタル充填と同時に、横目地モルタルを打込みます。モルタル量は、余盛り厚さ(セラミック上面より2 〜5mm 程度)をとって、微調整してください。ほぼセラミックで目地モルタルが隠れますので、目地きりは不要です。
このとき、余盛り厚さ(セラミック上面より2 〜5mm 程度)をとらずに上下のセラミック同士がぶつかってしまうと、自重でセラミックの剥がれの原因となりますので注意して下さい。また、モルタルが軟らかすぎると表面のセラミックの継ぎ目からはみ出してしまいます。適度な水分量で調整して下さい。
04取扱い注意(その2)
上に積むブロックをハンマー等でたたきながら、モルタルの余盛りを沈ませて、積み高さを微調整します。このとき、ハンマー等でたたく位置は、基材のコンクリートブロック部分としてください。表面の石材(セラミック)はたたかないでください。石材(セラミック)が欠けてしまう恐れがあります。ゴムハンマー等を使うのも良いでしょう。
05笠木の設置
笠木の裏面には落下防止のための溝が3本入っています。ここにも充てんモルタルを埋め込んでください。笠木の縦目地は、落下防止のために10mm のモルタルを塗布します。セラフィス笠木の縦目地は1mm ボンド接着としてください。また、接着力を強めるため樹脂モルタルの使用や、石材が接する部分のボンド接着剤を推奨します。
06吸水防止処理
必ず施工後に吸水防止処理を行ってください。推奨する吸水防止剤は、「SCスター」および「クリアコート」です。また、半年から一年に一度程度の定期的なメンテナンスを推奨します。
07剥離したときの対応
もしも剥離してしまったら、石材またはセラミックを貼り直して補修します。剥離しないよう、下地の異物を除去して清掃したのち、石材またはセラミックの裏面にボンドを全面塗布して貼ってください。
コンクリートブロック表面の素材が、欠けたり剥がれたりすることがあります。丁寧にお取り扱いいただくとともに、剥がれの危険がみられたらすぐに落下防止策を施してください。
ストーンセレクト
ストーンセレクトの特徴
隅角部の施工
排水工と排水システム
円形の施工と曲線部の施工(内曲がり・外曲がり)
施工バリエーション
フェンスを設ける場合
段付き擁壁を設ける場合
階段を設ける場合
ストーンセレクト施工手順
01基礎工
段数 | 地上壁高(m) | 埋込み深さ | 埋込み深さ掘削深さ | |
笠木あり | 笠木なし | (cm) | (cm) | |
1 | 0.265 | 0.175 | 2.5 | 17.5 |
2 | 0.440 | 0.350 | 5.0 | 20.0 |
3 | 0.615 | 0.525 | 7.5 | 22.5 |
4 | 0.790 | 0.700 | 10.0 | 25.5 |
5 | 0.965 | 0.875 | 12.5 | 27.5 |
6 | 1.140 | 1.050 | 15.0 | 30.0 |
7 | 1.340 | 1.250 | ||
8 | 1.540 | 1.450 | ||
9 | 1.740 | 1.650 | ||
10 | 1.940 | 1.850 |
※ベース(基礎砕石)厚さは15cmとする。壁面勾配5°
02ストーンセレクト1段目の据付け
03砕石・盛土の施工
04ジオグリッドの敷設
052段目以降の施工
06上端部の仕上げ施工
住宅基礎との位置関係
補強材(ジオグリッド)を使用しない場合
補強材(ジオグリッド)を使用する場合
施工概略図(例)
ストーンセレクトSRW(重力式擁壁)
重力式擁壁
ストーンセレクトSRW(補強擁壁)
ストーンセレクト補強土壁
補強土壁
ジオグリッド使用例
上載荷重(10kN/㎡)
段数(段) | 粘性度(内部摩擦角25°) | 砂質度(内部摩擦角30°) | 礫質度(内部摩擦角35°) | ||||||
枚数(枚) | グリッド敷設位置(m) | 寸法(m) | 枚数(枚) | グリッド敷設位置(m) | 寸法(m) | 枚数(枚) | グリッド敷設位置(m) | 寸法(m) | |
10 | 5 | 0.2,0.6,1.0,1.6,1.8 | 2.5 | 4 | 0.2,0.8,1.4,1.8 | 2.3 | 3 | 0.4,1.0,1.8 | 2.2 |
9 | 4 | 0.2,0.8,1.4,1.6 | 2.4 | 4 | 0.4,0.8,1.4,1.6 | 1.9 | 3 | 0.2,1.0,1.6 | 1.9 |
8 | 4 | 0.2,0.6,1.2,1.4 | 2.3 | 3 | 0.2,1.0,1.4 | 2.0 | 3 | 0.4,1.2,1.4 | 1.5 |
7 | 3 | 0.2,0.8,1.2 | 2.5 | 3 | 0.4,1.0,1.2 | 1.7 | 2 | 0.4,1.2 | 1.9 |
6 | 3 | 0.4,0.8,1.0 | 2.0 | 2 | 0.4,1.0 | 2.0 | 1 | 1.0 | 2.2 |
5 | 2 | 0.4,0.8 | 2.2 | 2 | 0.4,0.8 | 1.7 | 1 | 0.8 | 1.7 |
4 | 2 | 0.4,0.6 | 1.8 |
歩掛例
ストーンセレクトシステム歩掛例(10 m当たり)
条件(内部摩擦角φ=30°) | |
載荷重 | 0tf/㎡ |
上載法面勾配 | 水平 |
背面土 | 砂質土 |
※根切り/残土処分は、一切入っていません。
基礎砕石、ブロック積み、中込め砕石、裏込め砕石の参考数量
名称 | 規格 | 単位 | 4段+笠木 | 10段+笠木 |
ストーンセレクト | 基本型 | 本 | 100 | 250 |
笠 木 | 本 | 58 | 58 | |
砕石 | 砕石2005または単粒度砕石6号 | ㎥ | 3.0 | 9.7 |
砂 | 敷 砂 | ㎥ | 0.2 | 0.2 |
接着剤 | 変成シリコンコークQ | 本 | 4 | 4 |
配水管 | 円 形 | m | 10 | 10 |
補強剤 | コスモグリッドCG-40 | ㎥ | - | 54 |
据付人工 | 普通作業員 | 人 | 1.8 | 4.5 |
※設計・施工の詳細は「ストーンセレクトSRW設計・施工ガイドブック」をご確認ください。
レンガ積参考施工図
花壇・植込み
花壇・植込み
門柱/1枚積
門柱/角型
花壇・植込み歩掛表(1m当り)
名称 | 数量 |
根切り | 0.759㎥ |
埋戻 | 0.662㎥ |
残土処理 | 0.097㎥ |
クラッシャーラン | 0.04㎥ |
捨コンクリート | 0.02㎥ |
型枠 | 0.60㎡ |
コンクリート | 0.06㎥ |
鉄筋D-10 | 3.03㎏ |
目地モルタル(1:3) | 0.01㎥ |
レンガ | 36.37個 |
ブロック工 | 0.91人 |
普通作業員 | 0.27人 |
塀歩掛表(1m当り)
名称 | 数量(ブリック) | 数量(レンガ) |
根切り | 0.377㎥ | 0.382㎥ |
埋戻 | 0.114㎥ | 0.115㎥ |
残土処理 | 0.263㎥ | 0.267㎥ |
クラッシャーラン | 0.071㎥ | 0.072㎥ |
捨コンクリート | 0.022㎥ | 0.022㎥ |
型枠 | 0.90㎡ | 0.90㎡ |
コンクリート | 0.185㎥ | 0.189㎥ |
鉄筋D-10 | 12.98㎏ | 12.98㎏ |
充填コンクリート | 0.117㎥ | 0.127㎥ |
目地モルタル(1:3) | 0.033㎥ | 0.033㎥ |
レンガ | 167個 | 159個 |
ブロック工 | 1.125人 | 1.125人 |
普通作業員 | 0.375人 | 0.375人 |
門柱/1枚積歩掛表(1m当り)
名称 | 数量(ブリック) | 数量(レンガ) |
根切り | 0.254㎥ | 0.259㎥ |
埋戻 | 0.080㎥ | 0.084㎥ |
残土処理 | 0.174㎥ | 0.175㎥ |
クラッシャーラン | 0.054㎥ | 0.055㎥ |
捨コンクリート | 0.014㎥ | 0.014㎥ |
型枠 | 0.70㎡ | 0.70㎡ |
コンクリート | 0.106㎥ | 0.106㎥ |
鉄筋D-10 | 3.40㎏ | 3.40㎏ |
目地モルタル(1:3) | 0.05㎥ | 0.05㎥ |
レンガ | 158個 | 153個 |
ブロック工 | 1.15人 | 1.15人 |
普通作業員 | 0.38人 | 0.38人 |
門柱/角型歩掛表(1m当り)
名称 | 数量 |
根切り | 0.607㎥ |
埋戻 | 0.363㎥ |
残土処理 | 0.244㎥ |
クラッシャーラン | 0.076㎥ |
捨コンクリート | 0.023㎥ |
型枠 | 1.130 |
コンクリート | 0.241㎥ |
鉄筋D-10 | 18.62 |
充填モルタル(1:3) | 0.478㎥ |
目地モルタル(1:3) | 0.046㎥ |
オーストラル煉瓦 | 96個 |
オーストラル煉瓦笠 | 12個 |
ブロック工 | 0.810人 |
普通作業員 | 0.270人 |
石材のメンテナンス
クリアコート施工方法
01予備テスト
・サンプル板等で下記方法にしたがって塗布し色調等の確認を行って下さい。
・塗布施工が可能かどうか石材の状態確認をしておいて下さい。
02前処理
イシクリーンシリーズ洗浄剤で石材の汚れを除去します。
03乾燥
石材を十分に乾燥させて下さい。(モルタル目地の場合は、目地の乾きが目安となります)
04塗布
原液をきれいな刷毛、ウエス等で均一に塗布して下さい。
標準塗布量を参照し、2 回に分けて塗布しますので、塗布量の半量を目安にして下さい。
クリアコー卜の施工にあたって
1.下記の場合での施工は、避けて下さい。
①天候−特に外部での施工−
a. 雨天時での施工
施工前/施工中/施工後に過剰な湿気や水がかかると、ムラになりますので雨天時には施工しないで下さい。乾燥養生の間にも雨があたらないよう、施工後の天候にも気をつけて下さい。
b. 暑い時期/気温25℃以上での施工
寒い時期/気温5℃以下での施工
石材が熱いと乾燥が早すぎ、冷たいと保護剤の浸透が悪く、いずれも深い浸透層を形成しないため本来の効果が望めなくなります。
※ 気温が高くても日陰などで石材自体の表面温度が低ければ施工可能ですが十分に注意して下さい。
②石材の状態
a. 濡れている状態/湿気の多い状態
b. 石材下部から水が染み上がっている状態−斑点状
c. 目地周辺に水やコーキング材の油分シミがある場合
d.ワックスが塗布されている、またはされたことがある石材特にバーナー等の凹凸仕上げ面では、石材の空隙に浸透したワックスを完全に除去することが難しいため。⇒いずれの場合も保護剤の均一な浸透が妨げられるため、吸水防止効果にムラが生じます。
2.裏面/側面処理として使用しないで下さい。
セメントモルタルやコーキング材との接着力を落とします。裏面、側面処理をしたい場合は当社まで御連絡下さい。
3.下前処理を行って下さい。
a. 保護剤を塗布する前に必ず洗浄を行って下さい。汚れた状態で塗布施工を行なうとそのままの状態で残り、後で除去が難しくなります。
b. 洗剤によっては、石材を痛めてしまったり(白くしたり)シミになったり広げたりというケースがありますので、イシクリーンシリーズの洗浄剤を使用して下さい。
4.凹凸仕上げ面の注意。
一部の黒、赤御影石、または中国石は『クリアコート』『BM ストーンコート』でも濃色になるものがあり、その場合は拭取りが必要です。色調に問題が生じないか、必ず事前にテストをおこない、確認をして下さい。
5.安全な取扱いについての詳細は安全データシート(SDS)を御参照下さい。
有機溶剤を含んでおりますので、使用にあたっては換気をよくし、火気厳禁で作業して下さい。
外装材の施工方法
外装材の安全上の注意
●製品と下地の接着強度は、直接的又は間接的に人体に危険を及ぼさないために、0.6N/ ㎟(材料破壊)以上としてください。
●湿式工法(樹脂モルタル)のみによる施工の場合は、壁面の高さ1.6mまでとしてください。樹脂モルタルはカチオンタイトF(製造元: ヤブ原産業株式会社)を推奨いたします。
●必ず改良圧着張りで行い、下からの積上げ方式で施工してください。
●施工する下地はコンクリート下地又はブロック下地としてください。
●コンクリート打継部(水平方向)、大壁(垂直方向)、ひび割れ誘発目地の設置箇所、その他躰体の挙動が大きくなる場所等の壁面には伸縮目地を設置ください。
●水の浸入を防ぐために施工後必ず吸水防止剤を塗布してください。剥離や凍害の原因となる場合があります。
●寒冷地で凍害の恐れがある場所でのご使用はひび等が入る恐れがありますのでご注意ください。クレーム等に関してお受け致しかねる場合があります。
エルドラードストーン施工
※推奨適用範囲高さ約3m以内
ブリック、ストーンの施工に関しては、一般的に採用されている改良圧着工法を説明します。
01下地の確認
A コンクリート、ブロック下地の場合
施工前に接着強度低下の原因となる下地表面の汚れ(ゴミ、ホコリ等)は、刷毛やほうきで取るか水洗い清掃し、必ず除去してください。
(プライマー塗布の前)塗装や油分については、完全に除去してください。
B コンパネ等木下地の場合
1)水濡れしない内装の場合は、木下地のアク止め処理を行った上、改良圧着貼りしてください。
2)外装下地の場合は、防水紙貼り付けの上、ラスモルタル下地を作成してください。(養生期間2週間以上)
02ストーン、ブリックの準備(割付)
全体のバランスを見るために、ストーン、ブリックの仮置きを行ってください。大きさ、厚さ、形状、色調が似たものが隣り合わないようにし、バランスを事前にチェックしてください。
(5箱以上並べることをお勧めします。)
※ロットの関係上1箱ごとに施工しますと、バランスが悪くなる場合があります。特に、後工事などの少量の追加工事の際はご注意ください。バランス良く貼り付けるために、サンダー、タイルハンマー、ニッパーなどで石の大きさを調整する事ができます。
03下地処理
必ずプライマー処理を行ってください。
(プライマーに関しては、各メーカーの指示に従ってください。)
04ストーン、ブリック接着面の処理
接着剤、モルタルの接着強度を増すため、ワイヤーブラシなどで接着面を目荒らした後に、水湿し、又はプライマー処理を行ってください。
※製品によっては製造過程で裏面にセメントの余剰成分(レイタンス)が膜状に残っていることがあります。この膜は、必ず除去してください。剥離事故の原因になります。
05接着モルタルの下地への塗布
水湿しか、プライマーを塗布した下地に、接着モルタルを1~2mm厚でしごき塗りをし、その後2~3mm上塗りをしてください。貼り付け前に、接着材が乾かないよう1以上は、塗り広げないようにしてください。
06接着モルタルの材料への塗布
水湿しか、プライマーを塗布したストーン、ブリックの裏面に中央が厚くなるよう山形状に接着モルタルを塗りつけてください。
07ストーン、ブリックの貼り付け
ストーン、ブリックを貼り付ける際は、製品の範囲から接着モルタルが万遍なくはみ出るまで、よくもみ込むか、たたき込んでください。コーナーがある材料は、はじめにコーナーを貼り付け ます。上部から下部へ貼り付けていってください。長方形状の製品は、下から貼ることも可能ですが、貼り付け後に下部の製品に着いた接着モルタルは、必ず落としてください。
08目地処理
モルタルパックなどを使用して目地部分に目地材を詰めてください。目地詰めはストーン、ブリック貼り付け後24時間以上の養生後に施工することをお勧めします。
※外部に施工する際は、必ず、製品の厚みの2/3以上目地を詰めてください。接着面に水が廻りこみ、剥離の原因になります。目地なしの施工の場合でも、接着モルタルが製品裏面からはみ出し、製品を包み込む程度までもみ込むか、たたき込んでください。ビブラートの機械などで押し込むことをお勧めします。
09目地仕上げ
目地材の硬化を確認後、竹べらや、ブラシなどで余分な目地を掻き落とします。(目地の硬化時間は気温、下地状況により変わります。)また、目地を強く押さえ込み、目地の凹凸や深さを調節します。完全硬化する前に、ササラか、毛の硬いブラシで仕上げます。目地仕上げの際、製品に付属した接着モルタルなどはササラや、ブラシで取り除いてください。
10撥水剤塗布
外壁や、外溝などに施工する場合は製品の汚れ防止、および吸水性を抑えるため、撥水剤の塗布をお勧めします。詳しくは、営業担当者までお問合せください。
施工上の注意事項
メンテナンス
舗装材 [参考施工図]
リビオ[ai]保水
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
ブラーボ●
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
カッシア[ai]●
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
乗用車乗入れ部 ※2
駐車場(300台未満/日)※3
ティーナ[ai]●
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
リビオ[ai]
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
乗用車乗入れ部 ※2
リビオ[ai]緑化●
歩行者系道路(歩道・広場)
住宅の駐車場などの非公共スペース ※1
駐車場(300台未満/日)※3
●の商品は、社内基準に基づいて推奨する施工図となります。
設計条件 ●路床 設計CBR3%以上 ●寒冷地域は除く
(参考 一般社団法人インターロッキングブロック舗装技術協会 インターロッキング舗装設計施工要領)
※1:住宅の駐車場など1日数回程度乗用車が駐・停車する非公共スペースの駐車場
※2:駐車場・歩道などの乗用車乗入れ部、最大積載量6.5t未満の管理用車両が走行する道路
※3:小型貨物自動車の駐車スペース、車路、入出庫口(交通量:N<300)
※4:クラッシャーラン(C-40)を使用する場合には、サンドクッションの路盤への流出を防止するためクラッシャーラン上に透水シートを使用してください。
インターロッキングブロック設計施工要領
各種舗装材の標準路盤構造例
普通インターロッキングブロック
歩行者系道路
最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路
乗用車主体の駐車場
透水性インターロッキングブロック
歩行者系道路
最大積載量39KN以下の管理用車両の通行する道路
乗用車主体の駐車場
50〜80mm厚ペイパー・レンガ・シーブル等
歩行者系道路
注)透水性舗装では、路床土品質や透水処理条件により路盤構造が変わります。 ここでは路床土が砂質系で、水を路床下へ浸透させる場合、あるいは集水管・放流孔で排水する場合を記載してあります。条件に適合した検討必要です。
◦フィルター層の代わりに透水シート(ぺイブメイ卜)を使用することができます。
◦この路盤構造例は、材料特性なども考慮しております。また、これらは標準的な構造の例であり、適宜、検討が必要な場合があります。
◦この路盤構造例は、設計CBR が3 以上の路床上に用いることを原則としています。
◦寒冷地など凍害のおそれがある場合には、路面の一部を、凍上抑制層(川砂、切込砂利など材質の良いもの)に置き換える必があります。
※ 最大粒径4.75mm 以下で75μm ふるい通過量5% 以下のシル卜や泥分が少なく、ごみ、小石などを含まない砂。
●標準施工
視覚障害者誘導用ブロック設置例
●継続的直線歩行を案内する場合
●信号柱等の構造物がある場合
●バス停部
●取付道路部
●交差点部
ブラッドストーンウォーリング施工ガイド
01設計
ウォーリング材は、水平な基礎の上に施工してください。基礎の深さはウォールの仕上がり高さの1/3~1/4です。幅は厚みの2倍程度とりますが、施工される土壌の硬さ、状態などに応じて調節してください。
02目地用モルタル
目地用モルタルは、セメント1:砂3の割合で混ぜたモルタルを使用します。
03ウォーリング用接着剤
ブラッドストーンのマドック・ウォーリングとミルデイルウォーリングには、モルタルを使った施工もできますが、ブラッドストーンのウォーリング用接着剤をおすすめします。
ウォーリング用接着剤を使用して、最もよい仕上がりにするには、ブロックに接着剤をコテで塗ることです。その後、波型の付いたヘラで接着剤を溝をつけるようにブロックの表面に延ばしていきます。接着剤を塗り過ぎないように注意してください。また、ブロックの表面部分に汚れがつかないように少なくとも20mmはブロックの表面になる部分の端から離して塗ってください。接着剤がブロックの表面に付着した場合は、濡れたスポンジですぐに取り除いてください。
04ブロックの切断
ウォーリング材は、たがねとハンマーで切断できます。ブロック切断箇所全体に連続して軽く溝を入れ、最後に強くたたいて切断してください。
または、石工用のディスクグラインダーでも切断できます。
ブラッドストーンペービング
01地面を整える
ペービングを敷く場所の表土を取り除きます。大きな負担がかかる場所には、基礎が必要で、下層土をいくらか掘る必要があります。
02ペービングの基礎
【負荷が小さい場所】固めた下層土の上に、固めた砂を25mmの厚さに敷いてください。
【負荷が中位の場所】固めた下層土の上に、セメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。
【負荷が大きい場所】固めた下層土の上に、コンクリートを100~150mmの厚さに敷き、その上にセメントと砂を1対3の割合で混ぜた空練りモルタルを25mmの厚さに敷いてください。
03排水
水がたまっていたり、基礎が常に湿っていると、染みができる原因になりますので、雨水が流れるように、パティオは必ず傾斜をつけて施工してください。家屋から離れるほど低くなるように1mおきに25mmの傾斜をつけますが、もう少しゆるやかな1mおきに10mmの傾斜でもかまいません。目で見て気づかない程度の傾斜ですが、排水効果は十分です。排水が特に問題になるような場合では、特別な傾斜をつけてください。
04ペービングの保管
表面に傷がつかないように、ペービングは常に立て置きにしてください。
05ペービングを敷く
よく練り混ぜたモルタルを5ヶ所の点上にたっぷり置き、その上に平板を敷いてください。上から押さえれば、モルタルが平板広がります。この“点”方式は、正確に仕上げられ、簡単に平板を敷くこともできます。
施工後、1~2日間は上を歩かないようにしてください。
06切断
ペービングは、ディスクグラインダーでも、たがねとハンマーでも切断していただけます。この作業は、平らな広い場所で行ってください。ペービングの切断箇所には鉛筆で印を付けてください。たがねは素早く、確実に叩いてください。必要があれば、何度か繰り返し叩きます。それから厚さ5mmぐらいの薄い木片を下に置き、ハンマーで何度か叩けば、ペービングをきれいに切断できます。
07凍結防止剤
ブラッドストーンのペービング上には、凍結防止剤や強い酸は使用しないでください。
参考施工断面図
レンガ積み階段の例
公園・歩行者系道路
自然石平板参考施工
一般舗道部・アプローチ部
普通駐車場部
自然石注意事項
パラストーン・ソルンホーフェン・ギャラクシアンクォーツ・リオゴールド
その他資材施工
ザバーン®(防草シート)
施工方法
施工する場所の雑草をある程度取り除きます。
シートが地表に密着するように、ある程度整地します。
止めピンを1㎡に4本あたりの換算でシートを固定します。
必要によりザバーン専用ボンドでキワ部分を接着します。
施工完了
ザバーンⓇは抜群な透水性があり大雨でも道路側へ水が流れる心配がありません。
施工用途
・道路予定地・中央分離帯・法面・グリーンベルト・発電所、変電所・高架ベット栽培・法面植栽帯・公園・ウッドデッキ下・庭園・インターロッキング・高架下
試験項目 | 坪量 (g/㎡) |
厚さ (㎜) |
浸水係数 (cm/秒) |
引張強度(N/5cm) (MD/XD) |
引張伸度(%) (MD/XD) |
引裂強度 (N) |
破裂強度 (KPa/㎠) |
ザバーン136グリーン | 136 | 0.4 | 4.65×10 | 419.4/421.4 | 43.1/49.2 | 87.2/94.1 | 1303.4 |
BERA® グラベル フィックス プロ(砂利地盤安定材)
標準施工断面図
(車両乗り入れの場合の図面)
施工方法
路盤改修
路盤改修は気候条件や想定される荷重等によって異なります。
※現場に合わせた路盤改修をして下さい。
転圧・整地面の管理
砂をしっかりと転圧して下地作りを行います。転圧後、整地面の不陸を除去して下さい。
シートの接合と敷設
グラベルフィックスプロシートの両サイドの均一にはみ出している不織布を重ねながら接合・敷設して下さい。敷設安定性の確保と 雑草抑制効果を上げる為に重要です。
切り取り
切り取りが必要な部分は、鋸を使用してカットして下さい。その際は出来る限り隙間を作らないように注意して下さい。
砕石充填
3~16mm径の大きさの1 種類、もしくは2種類の砕石を充填して下さい。
仕上げ
レーキを使用して丁寧に充填して下さい。不陸が無ければ無い程、施工後の落ち葉やゴミの掃除が軽減されます。シートを見えないようにする際は、さらに砕石を敷設して下さい。
グラスフィックス eco+
表札施工
施工(共通事項)
接着剤使用製品について
接着剤は、取り付ける壁面の材質に適応した市販の接着剤を別途ご購入下さい。接着剤の種類は多数ありますが、エポキシ系、シリコーン系をお勧めいたします。
〔推奨接着剤〕 エポキシ系:セメダインハイクック シリコーン系:セメダインスーパーX2
注意事項(共通事項)
お手入れ方法
ステンレス
アイアン、ロートアイアン、スチール
アルミ
天然石(御影石など)
アクリル
ガラス
取付方法
注・以下の製品はビス留め仕様ですのでプラグとビスが同包されます。
N15、N16
プレートタイプ
ピン出し
ビス止め 1)通常タイプ(無料)
ビス止め 2)掛け穴付金具タイプ(¥1,500)
ロッドタイプ
ピン出し
ビス止め 1)通常タイプ(無料)
ビス止め 2)掛け穴付金具タイプ(¥1,500)
全ねじ埋め込みタイプ
!注意
※接着剤が乾く前に本体を動かすとガタツキや抜け落ちの恐れがありますのでご注意ください。
タッピングビス留めタイプ
警告
コンクリートブロック塀の施工と使用に関する注意
スプリット化粧面について
目地仕上げについて
色幅について